陸前高田駅から歩いて伝承館に向かったワタクシ。
誰も歩いていないから、他の人はどうやって行くんだろうなー?なんて思っていたけど、みんな車で行くものなのね。
それに、修学旅行や旅行団体のバスが止まっていた。
建物の中には、地震のについての歴史を書いてあったり、震災した実際の消防車を展示していたり、当時の記録を写真や画像で展示してあった。
その中で、被災した人の記憶を文章にしたものを読んでいる時のことである。
前からグスングスンと鼻を啜る音が聞こえてくるので、顔を上げてみると、そこには目に涙を溜めて私と同じ文章を読んでいる男性の姿が。
いかん。我慢していたのに、私までもらい泣きしそう・・・( ;∀;)
その男性は最初、涙を堪えて読んでいたようだが、我慢できなくなったようで途中で離脱してしまった。
私は最後まで読んだが、みんな地震が起こっても、あんなに大きな津波がやってくるなんて思っていなかったんだなぁと思った。
地震が起こった時に、どう行動するのがいいのか分かるような展示物もあったし、教訓となるいい施設。
展示物を見終わった後は、隣の道の駅で腹ごしらえ。
海産物や農産物、手作りパンなんかも販売していて、見ているだけでも楽しい。
フードコートもあって何を食べようか迷ったが、海鮮丼をチョイスした。
一本松を模した天丼なんかもあったけど、インパクトがありすぎて、ちょっとそれはどうなの??と思ってしまった。(小声)
建物を出て防波堤まで上がってみると、そこで初めて波の音が聞こえてきた。
防波堤に沿って歩いてると、有名になった奇跡の一本松が見えてくる。
想像していたよりずっと立派な松の木で、手前の建物があるおかげで流されずに済んだらしい。
さらに歩いて残されている中学校まで見にいったが、こちらはガイドさんが一緒でないと中に入れないようになってた。
こうやって写真を見ていても思うのだが、写真や動画で伝わっていることってほんのちょっとだけなんだなぁ。
色々と考えさせられたし、来ることができて良かった。
帰りのバスまで少し時間があたので、近くにあった熊谷珈琲店というカフェに入ったみた。
常連さん(と思われる)おじいちゃんとオーナーが穏やかに会話している、落ち着いたいいお店。
注文したコーヒーフロートを飲みながら、この人たちみんな、あの震災を乗り越えた人たちなんだよなと思ったら、もう尊敬しかなかった。
笑って話ているけど、どんな苦労があったことか。
いつになるか分からないけど、またこの町がどう変わったのか見に来たいと思ったし、福島県双葉町の伝承館にもやっぱり行ってみたいと思った、えみ子さんなのであった。
ではでは。続く。
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