自分の言っている事は「間違っていない」「常識だ」「正しい」そう思い込んでいる人って、結構多いと思う、今日この頃。
人というのは、自分が間違っていないと思うと、他人にまでその正義を求めてしまうもの。
その正義感は本当に正しいのか。
もっと大らかに、物事を見ても良いのではないだろうか。
そう思ったのは、先日、正義のクレームが入った瞬間を目にしたからである。
アラフォー交流会に着ていくのに、何か今風に見えるシャレオツなアイテムはないかと、UNIQLOで物色していた時のこと。
今からは寒くなるから、やっぱりセーターかしら?
色とりどりのセーターが出揃っていて、他のお客さんも、UNIQLOお決まりのあのデカい棚から引っ張り出して、試着してみたり、当ててみたりしていた。
セーターというのは、あまり当たり過ぎると毛玉ができるし、すぐにヨレた印象になる。
→【衣替え】プチプラの洋服を安っぽく見せない為にしておくこと
サイズ感や色味などの確認は超大事だが、商品に何かあったら申し訳ないので、正直なところあまり触りたくない。( ̄Д ̄)ノ
そう思っているのは私だけではないはず。
それにお店の人だって「売り物にキズをつけてもらっちゃぁ困るぜ」と思っているに違いない。
いつも棚の端っこに、セーターのサンプルが何着かハンガーに掛かっているのは、商品を守るためだと思っているんだが、違うのかしら?
そのサンプルというのは、実に有難い。
棚から引っ張り出さずとも、大体のサイズ感や洋服の形が確認できるから。
で、私もそのサンプルを当ててみたりしていたのだが、やはり、大勢の人から雑に扱われる運命のサンプルである。
小さな穴が空いていた。
多分ハンガーが引っかかったと思われるような、小さな穴。
まぁ、サンプルだし、サイズ感と色味の確認をするには、なんの問題もなし。と、思っていた。
が、その小さな穴を許せない人がいた。
何度も言うが、サンプルである。
60代くらいの女性が、そのハンガーに掛かったサンプルを持って、20代くらいの女性店員さんを呼び止めた。
店員さんに穴の確認をさせて、「こういうの置いておかないほうがいいわよ。ごめんなさいね、気になったものだから」と言ってニッコリ。
店員さんは困惑顔であったが「申し訳ありません」と言って、そのサンプルを持って奥に消えて行ったのだが、その時の女性の笑顔が、私はなぜかめちゃくちゃ怖く感じたのである。
「ごめんなさいね」という言葉が入っているのに!笑顔なのに!怖い。Σ(゚д゚lll)
何が怖いって、「穴の空いた洋服が掛かっているのを見つけて、自分は親切で店員さんに教えてあげている感」全開だったから。私が意地悪い目で見過ぎなのかしら?
確かに穴は空いていた。
でも小さいじゃん!サンプルじゃん!また新しいの出すの?もったいないじゃん!!
ここは庶民の味方「UNIQLO」ですよ?そこまでしなくても・・・。
「セレブかっ!?」というツッコミを心の中で入れてしまった、ワタクシ。( ̄Д ̄)ノ
商品として置いている物に穴が空いていたら、私も店員さんに言っていたかもしれない。
でもサンプル!(しつこい)
お客さんにそんなこと言われたら、もう引っ込めるしかないじゃないか。
あぁ、もったいない!(しつこい)
でもその女性から見たら、穴に気が付いていたのに教えない私の方が、不親切な人なのかもしれない。
きっと私が店員さんだったら、その女性が帰った後にこっそりサンプルを元に戻すと思う、えみ子さんなのであった。え?ダメ?
ではでは。
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