知人の家族が、ストレスで精神的病気を発症してしまったらしい。(詳しくは知らないが)
最近そんな話をよく聞くし、私も数年前は病んでいた。
知人の家族は、病院で精神安定剤と睡眠薬を処方してもらったらしいが、私の場合、自力で(というか友達の協力のもと)回復できた。
その時にやってみた、アレコレを紹介してみる。
無気力や無欲、眠れない、不安、ネガティブ思考などの極端に落ち込んでる状態が、長期停に続く場合。その期間のことを指して言う。
ストレスを完全に無くすことはできないが、そのストレスを自分で上手くコントロールできる人と、できない人とでは、人生は大きく変わる。
病み期は、長くなれば長くなる程ロクなことがないので、いかに早く、自分で立て直すかが大事になってくる。
私が色々やってみて、効果があったと思われる行動がこちら。
一旦、休む。寝る。
人は病んでいる時、ただ眠るという行為も難しくなってくる。
私の場合、体は疲れているし、眠りたいと思っているのにベットに入っても眠れない状態が長く続いた。
眠って疲れを取りたいと思っていても眠れないので、疲労はただ溜まっていくばかり。
そんな時は、眠れないからと言って焦らない。
ベットでただじっとしているだけでいい。
とにかく、余計なことはしない。
グータラすることを、自分に許す。
疲労は精神的、肉体的の両方からやって来る。疲れたなと感じる時は、思いっきり休むことも大事なのである。
ストレスの原因となるものから距離を置く
ストレスの原因は人それぞれ。
知人の家族は介護疲れがあったようだし、私の場合は(たぶん)仕事と人間関係。
介護や仕事から実際の距離を置くのは難しいが、心の距離をとってみる。
少しでも空いた時間に、自分の好きな音楽を聴いてみたり、映画を見てみたりして、ストレスの原因になることを、完全に頭から消し去る時間をもつ。
自然に触れる
やはり長い間、家に閉じこもっているのはよくない。(と、実感)
天気の良い日は、太陽の光を浴びるべし。
できれば、自然に触れることをオススメする。私の場合、(車で)故郷の山に登った時、心がスーッと軽くなっていったのを実感した。
毎日船に乗っていたので、自然の中にいたのだが、当時の私にとって『海』は、完全にストレスとなっていた模様。
自分にとっての気持ちいい自然ってところが、大事なのである。
スピリチュアル本を読む
不眠がピークな時は本も読めないだろうけど、ちょっと改善されてきたらスピリチュアル本を読んでみるといいかも。
ネガティブ思考に支配されて心が弱っている時、『ありのままで大丈夫』『幸せは引き寄せる』風なスピリチュアルな本の力を借りて、自己肯定感を高めるのも一つの方法。
あまりのめり込むことはオススメしないが、弱っている時に読むと、自分の心を支えてくれるような言葉がずらり。
実際、不眠がピークに達していた時は本が読めなくなっていたが、少し回復して読めるようになると、コレ系の本ばかり読んでいた。
今思うと怖いが、ずいぶん助けられたように思う。
温泉に入る
正直、病んでいる時はお風呂に入る気力もなかったので、毎日お風呂に入っていたかは記憶にないが(臭かったら、すいません)、一度、何かで温泉がいいと聞き、(元気だった時にお気に入りだった)温泉に頑張って行ってみたことがある。
その日、温泉に入った日だけは眠れてホッとした記憶がある。
あぁ、やっと眠れた・・・よかった・・・みたいな。
一番よく入っていたのが炭酸水の温泉だったけど、やはり血の巡りが良くなるからなのか。
あっついお湯よりも、ぬるめで長く入っていられる湯の方が、効果が高いと思われる。
これらのことも全く効果がなく、眠れなかったり、無気力な感じが続くようであれば、病状は深刻とみて、病院で診てもらうことをオススメする。
私の経験から、まず眠れなくなるのは本当にマズい。そもそも動く気力も体力も無くなるし、本も読めない。
感情のコントロールが制御不能の、危険人物化。
病院に頼らず回復できたのは、キセキだと思う。周りの皆様(主に友達)のおかげである。
しかし今になって思うのは、初期に病院で薬を貰うなどしていた方が、もっと早く回復してたかもしれないということ。
病まないためには、よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ。これ大事。
それに、病むほど物事を深刻に考えないことが大事だと思う、えみ子さんなのである。
ではでは。
〈追記〉
もう仕事を辞めたし、幸運にも事故を起こさなかったから言えるが、あの状態で船に乗ってはいけなかったと、心から思う。
人が近くにいるだけで動悸がしていたし、ただ立っているだけで辛かった。
でもその時は、自分にはこれしか出来ない、これが出来なくなったら自分には何の価値がないと思い込んでいた。
周りが心配していても「まだ出来る」と、聞く耳を持たなかった。
あのまま回復できなかったらと考えると、本当に恐ろしい。
当時の自分に声を掛けるなら「仕事を辞めても死ぬわけじゃないし、何とかなるもんだよ」と、言ってやりたい。
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