さんふらわぁ むらさきに乗って、私がどこへ向かったかというと、京都。
京都は、中学時代の修学旅行で行った事があるのと、20代前半に(妹が、彼氏を追いかけて一瞬だけ住んでいた頃に)一度行った事があるくらい。
中学生の頃の記憶はほとんど残っていないし、20代の頃は観光どうのこうのよりも、レンタカーの運転で道を間違えて妹にブチ切れられた記憶しか残っていない。
九州以外を運転したことのない20代女子が一回も道を間違わずに、大阪から京都まで運転できる人なんて存在するのか?
しかも、現代のようにGoogleマップ先生が存在しない時代に?(という愚痴ですみません)
このように、行ったことはあるのに(楽しい)記憶がほとんど残っていない。
なので、ほとんど京都初心者と言えよう( ̄Д ̄)ノ
あんなに有名な観光名所がいっぱいあるのに、なんてもったいない!!と思った私は、一度、ちゃんと気になるところを巡ってみたいと思った次第である。
朝の6時35分に大阪に到着した私は、そのまま京都駅へ向かい、伏見稲荷大社へ。
京都駅から2駅で、本当に近い!!( ;∀;)
まだ10時にもなっていなかったと思うけど、いろんな国の、いろんな人がゾロゾロと。
SNSとかで鳥居の前でポーズをとっている外国人の画像をよく見かけるが、やっぱり外国の方に人気なよう。
九州の観光名所で見かけるのはほとんどがアジア系の方だが、ここでは本当に多種多様で人を見ているだけでも面白い。
ちょうど到着した時、誰かが祈祷を申し込んだようで神楽殿の巫女舞が見れたのだが、その舞をみなさん、興味深そうに見ていた。
伏見稲荷大社=赤い鳥居というイメージしか持っていなかったが、おそらく、外国の方と大差ない知識( ̄Д ̄)ノ
本殿でお参りした後は、人の流れに乗って鳥居がたくさん並んでいる方へ向かって行くと、画像で見た通りの鳥居に大感動。
しかし、人が多すぎて立ち止まれないし、写真どころではなく、完全ところてん状態。
それでも何とか写真を撮ろうと鳥居に手を置き、にこやかにポージングしていた外国の方を見かけたが、おそらく他の人も映り込んで映える写真は撮れていないだろう。
超有名な観光名所だし、仕方ないわな・・・なんて思いながら千本鳥居を抜けたのだが、そこで初めて知った事実。
ここは稲荷山という山で、まだまだ上があることを!
山登りなの!?( ゚д゚)
他の人は知ってても頂上を目指さないのか、知らなくて頂上を目指さないのか分からないが、ほとんどの人はその千本鳥居を折り返してお戻りに。
私も少し迷ったが、旅の初日で一番元気はあるし、ここで登らなかったら後悔するかもと思い、とりあえず頂上を目指してみることにした。
が、これが地獄の入り口( ̄▽ ̄;)
どんどん階段を登って行ったのだが、どんどん減っていく人の数。
途中途中に休憩所みたいなところがあるのだが、その休憩所を通過するたびに人の数が減って行くのである。
頂上に近づくにつれて、人がところてん状態だった鳥居も映える写真が撮り放題に!!!
(中年女は恥ずかしくて自撮りなんてできないが)映える写真を撮ろうと思ったら、体力が必要なのねぇ・・・。
それにしても本殿で見た、あの人集りは何だったのだろうかと思うくらい。
確かに、でっかく矢印が書いてあるわけでもないし、英語表記があるわけでもないので、頂上へ行くには分かりずらいかも。
おまけに、頂上へ向かっているはずなのに坂道を降ったりするし、途中でたくさんのほこらもあるので「ここが頂上かも?」と、何度も勘違いしそうになった。
まだ2月だというのに春のような暖かさだった(というか暑い)し、喉はカラカラになるしで、何度も「なんで私は山登りなんてしているんだ!?」と思った。
ちなみに、喉が乾けば途中の休憩所で自動販売機があるのだが、上に行けば行くほど値段が高くなるのだよ。
私も「暑い、喉乾いた・・・ちょっと休憩しよう」と思って自動販売機でお茶を買おうとしたのだが、値段を見ておったまげ。
お茶が250円で、高っ!!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
まぁ、ここまで運ぶんだから仕方ないわな・・・と思いながら、喉の渇きをグッと我慢した、ワタクシ。
普段はコンビニに近づかないように気をつけているが、この時ばかりは駅のコンビニでペットボトルの水でも買っておけばよかったと思ってしまった。
そんな登っている時の、私の表情があまりにひどかったのか、途中で(たぶん)台湾の女性が「頑張れ!」と声をかけてくれたが、息が上がりすぎてヘラヘラ笑い返すしかできなかった・・・。
そうやって頑張って、ようやく辿り着いた頂上がコチラ。
何と言いましょうか、想像していたよりはかなり地味。
しかし、そんなことはどうでもいいくらい、頂上まで登って来たという達成感から、何ともありがたいような、清々しい気持ちになった。
引き返さなくて良かった!ヽ(;▽;)ノ
山登りをする予定はなかったが、きっとこれもいい思い出となる。(ハズ)
私の京都初日はこうやって山登りからスタートしたのだが、この時はまだ元気が有り余っていた、えみ子さんなのであった。
ではでは。続く。
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