GW最終日。蜷川実花監督の色の洪水に溺れたい私が、映画館で見てきた。
原作のファンでもあるので、ウキウキで一番早い時間で行ってきたのである。ちゃんと起きれた事がキセキ。
で、感想としては、原作とは全く別物として見る方が正解。
蜷川実花の世界観が好きな人は、話がよく分からないだろうし、原作のファンの人は、シンプルな絵のイメージと、映画の映像にすごいギャップを感じると思う。
ニナミカワールド
蜷川実花の世界観が好きな人なら、映像的には楽しめると思う。
店の外観、内装もニナミカワールド全開で、写真集の中に入り込んだように綺麗だった。
それになんと言っても、柴咲コウが美しい。衣装チェンジも多いので、コスプレを見ているようで楽しい。
原作は絵がシンプルだったが、映画は蜷川実花の世界観で豪華絢爛といった感じ。
CLAMP漫画
学生の頃、CLAMPの漫画が大好きでよく読んでた。
大人になってからは、漫画を買ってまで読まなくなったけど、『xxxHOLIC』だけは長らく本棚に残っていた記憶。内容にクセがあったが、本自体のクセも強かった。
『xxxHOLIC』は本の装丁が丁寧で、紙が見える外側に色がついていたのだ。しかも全巻違う色。
絵は綺麗だし、おまけにそんな装丁だと、本棚に並べてても美しい〜。
ちょっと怖くなるような話もあるが、独特な世界観と雰囲気で、大人でも楽しめるような漫画だと思う。今は処分してしまったが、何度も読み返してもたのである。
実写映画
事前に見ておいた口コミで、配役がコレジャナイ感があると書かれていたものがあったが、私はキャスティングはよかったと思う。
確かに、原作のキャラとはちょっと違う気がするが、別のものとして見たら、アリ。そもそも原作では、主人公の四月一日は、もっとキャピキャピしたキャラだったような。
あとは、原作の世界観を2時間弱の映画に、無理やり詰め込んだ感が拭えない。
私は原作を読んだ事があるので、キャラクターの背景が分かるが、原作を読んだことのない人が見たら、分かりづらいんではないだろうかと思った。
(理解力がなかったせいかもしれないが)私でも途中、置いていかれる感じがあったので。
漫画を実写化するって、難しいのね。
でも、この映画を見て、また漫画を読み返したくなった、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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