子供部屋おばさん爆誕

家族の迷走
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無謀にも仕事を辞め、次に実行したのが実家に戻るということ。

いい歳をした大人が、親を頼るなんてと思われるかもしれない。そこは私自身もそう思ったし、大いに迷った。

しかし、そこは背に腹はかえられぬ。

笑うなら、笑え。( ̄Д ̄)ノ

今回、無職になって初めてワカッタ。世の中の、子供部屋おじさん、おばさんにも様々な事情というものがあるのだよ。

それに、子供部屋おばさんになるついでに、私にはやっておきたい事があるのだ。

仕事を辞める事はずっと前から決めていたのだが、次に考えたのが、どこで職探しをするかということ。

そのまま賃貸アパートで暮らしながら次の職を探すことも考えたのだが、アパートの場所がよろしくない。

そもそもそこは就職のために借りたアパートだったので、職場からは近く、歩いて通える場所だったのだが、夜は真っ暗で近くにコンビニもないし、スーパーだって歩いて行くには険しい坂道があるへんぴな場所であった。

仕事を辞めたら、そのような場所に住み続ける意味がなくなったのである。

そうは言っても、最初は知っている人が全然居なくて寂しかったのに、一緒に飲みに行ったり、泊まりでスポーツ観戦に行けるような友人まで出来た場所を離れるには、これまた勇気がいった。

住めば都とは、上手いこと言ったものだな( ̄∀ ̄)

離れ難いが、船を動かすしか脳のない私が、次の職種を見つけるのはそう簡単ではないだろうし、貯金が底を突くまで一人暮らしを続けるのは、怖すぎた。

独身の友人同士で連むのはラクで楽しいが、友人と楽しく遊んで飲んでも、アパート代を払ってくれるわけではないのである。(当たり前だ)

いつまで無職が続くか分からない私にとって、実家に戻るのはバンジージャンプを飛ぶ時の、命綱を確保するようなものであった。

20歳になって水産学校を卒業と同時に実家を出てから、もう20年以上。

もはや実家で暮らした年月よりも、一人暮らしの方が長くなっているので、正直に言って両親と上手くやっていける自信はない。

しかし、無職になったからと言って落ち込むのではなく、これをいい機会と捉えて今まで避けていた両親との関わり方をちゃんと考えたいし、実家の片付けもやりたい。

私や妹が出ていって、もう20年以上経つというのに、増え続けている物たちに帰省する度に怯えていた。

今まで何度も処分することを勧めてきたが、たまに帰省するだけの私に言われると腹を立てるので強く言えなかったが、この度の子供部屋おばさん爆誕である。

この際「出ていけ」と言われるくらい、徹底的に実家の片付けを行いたい。

先のことは誰にも分からないと思う、えみ子さんなのであった。

ではでは。

子供部屋おじさん・おばさんの生存戦略

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