子供部屋おばさんの損な役回り

1週間ほど帰省していた妹と子供たちが、嵐のように去って行った。

今度はなぜか、母も連れて。(￣Д￣)ﾉ

その話は妹と母の間で勝手に決まっていたようなのだが、必然的にカップラーメンくらいしか作れない父のてっちゃんの世話と、（かつて妹が飼っていた）老猫メリーの世話が私に回ってくる。

元旦から甥っ子に風邪を移されてしまい、鼻水と咳も止まらないし熱もあるのか節々も痛いのに、これは一体何の罰ゲームなのか。

一人暮らしをしている時、体調不良で「こんな時、誰かと一緒ならな・・・」と思ったことがあるが、誰かといても助けてくれるわけではないのであった。

今回の妹の帰省で、人によって気を遣うという箇所がこんなにも違うものなのかと痛感した次第である。

私は正直に言って、子供が得意ではない。

姪っ子と甥っ子が可愛いくないという話ではなく、今まであまり子供と接する機会もなかったし、子供から好かれるタイプでもないのでどう接していいのか分からないのである。

おまけに最近気がついたのだが、動物も得意ではないようである。

これも実家にいるメリー（猫）や妹が連れて帰った大型犬2頭が可愛くないという話ではなく、家中が毛むくじゃらになるのが嫌なのである。

このような私であるが、みんなで初めて年越しをするのだから、できるだけ楽しく快適に過ごせるように頑張ってみた。

率先して洗い物を片付け、コロコロで毛を取って回り、大晦日も元旦もコインランドリーに通い、犬の散歩にも参加してみたり、（無職だけど）ちゃんとお年玉を用意した。

子供部屋おばさんなりの、精一杯の努力(￣Д￣)ﾉ

大晦日には、甥っ子がサッカーで使うベンチコートを買い物に行ったのだが、そこでは連れて行った二頭の犬がお店の中に入れないというので、寒空の下姪っ子と留守番もした。

冬とは思えないような気温だったし、外で待機する予定がなかったのでコートを持っていなかったのだが、この時に風邪が悪化したと思われる。

本音を言えば、寝てしまいたい！( ；∀；)

それでも楽しい年明けにしなければと笑っていたのだが、大晦日のご馳走を前にして妹にブチ切れた。

理由は片付けをしないから！とか、子供部屋おばさんだから！というわけではなく、気を効かして写真を撮らないから！！ということらしい。

妹が「写真撮って」と言われて撮るのではなく、言われる前に気を効かして撮らないといけないらしい。

は？ナニソレ？(　ﾟдﾟ)

それよりも新鮮な刺身は早く食べた方がいいと思っているし、そもそも写真にできるだけ写りたくないと思っている私が、そんなこと思いつくはずがなかろう。

それなのに、妹が「いつも私は写真に写っていない！」とか「役立たずばっかり！！」と怒り出し、その場の雰囲気が凍りつくという地獄絵図。

自分の妹であるが、大晦日のご馳走を目の前に写真ぐらいで怒鳴り出す意味が分からん。

その後は、母が写真を撮ってみんなでヘラヘラ笑いながらご馳走を囲んだのだが、私は今まで楽しく過ごそうと気を遣っていたのが無駄になったようで、全く楽しくなくなってしまった。

姉妹で仲良くしてほしいらしい母には悪いが、来年は絶対にここにいないようにしようと固く決意した、ワタクシ。

姉妹といえど、心の平穏を保つには、ソッと距離を取るのが正解であろう。

昨日の夜、台風の目のような妹が去って一安心なのだが、父のてっちゃんの世話をする母まで連れて行って、しかもいつ帰ってくるのか分からないので途方にくれている。

→親がグレーゾーンの人ではないかと疑う時

まだ風邪が治っていないので、今日ぐらいはゆっくり寝ていたい！( ；∀；)

しかし、正月の間のゴミが山のように出ているし（しかも重い）、猫メリーの砂の交換とご飯の準備だけは何がなんでもしなくては！！

子供部屋おばさんで迎えるお正月って大変だなぁと感じた、えみ子さんなのであった。

ではでは。