40年以上も生きてきて、本当にウマが合わない人とはどうやっても合わないということが、ようやく分かってきた。(遅い)
それがプライベートだった場合、ソッと距離を取ったりすることも可能だが、仕事となるとそうはいかない。
上手くいけば天国、下手をすれば地獄である。( ̄Д ̄)ノ
私は現在無職なのだが、今から次の職場でちゃんと人と上手くやっていけるか心配している。(まだ決まっていないのに)
何故なら、13年ほど働いた前職では、人間関係が上手く構築できなかったからである。
船に乗り続けて20年以上。そのうちの13年間働いた前職で、私は同じ船の、とある人から一度も名前を呼ばれないまま終わった。
一応言っとく(書いておく)が、当たりがキツかったとか無視をされたとか、そうことは一切なく、ただ私だけ、名前を呼ばれなかっただけである。
10年以上も一緒に働いていたら「〇〇さん、この前のアレ、どうなりました?」とか「〇〇さん、それ取ってください」とか言そうであるし、実際、他の人には言っていたのに、私だけにはそういったことがない。
ちなみに、私は普通にその人のことを苗字さん付けで呼んでいたんだが。
それで仕事中どうしていたかというと、その人は用事がある時、後ろからスゥ〜っと近づいてきて用件を言い、言い終わったらどこかへ行ってしまうのが、お決まりのパターンであった。
この人、私の名前知らないのかな?と、何度思ったことか。
私がその会社に入社したのは30歳の時であるが、名前を呼ばれないことを最初はそんなに気に留めておらず、照れ屋さんなのね、くらいにしか思っていなかった。
まさか13年間、呼ばれないまま終了することになろうとは。( ゚д゚)
最初は気にしていなかった私も、1年、2年と経つうちに、ひょっとして嫌われている・・・!?と思うようになった。
なぜなら、入社当時は私の他に2名の女性船員が居て、2人とも普通に苗字(呼び捨て)で呼ばれていたからである。
私だけがいつまで経っても、名前を呼ばれない?
それに気がついてからは、コミュニケーションが足りないのかもと思って、ひたすら話しかけてみた。
仲良くなりたかった訳ではないが、一緒の船に乗るということは、それなりのチームワークが大事だと思ってのことである。
どうでもいい世間話だったり、会社の噂話だったり、知られたくもない婚活失敗談を披露してみたりetc・・・。
が、一向に名前を呼ばれるようにはならないので、そのうちに話しかけるのもバカバカしくなってきて、頑張って関わろうとするのを諦めてしまった。
ずっと「気にしすぎ」「大したことない」と自分に言い聞かせてきたけど、本心を言わせてもらえれば、地味に傷ついていた。
(それが原因ではないが)一時期、病んでいる時などは自己肯定感が下がりまくっていたので、私は名前を呼ばれる価値もない人間・・・、ここにいてどうもすみません・・・などと思ったものである。
(メンタルが回復してからは)なるべくその事を考えないようにしてきたし、もう呼ばれないことが当たり前のように感じれるようになっていたのだが、再びモヤモヤするようになった。
10年ほど経って、新しく女性船員が入ってきた時のことである。
この後輩ちゃんは私より一周り以上年下なのだが、気がついた時には、私の名前を呼ばないその人から、あっさり下の名前で呼び捨てされていて、おったまげ!!((((;゚Д゚)))))))
若いからなの!?可愛いからなの!?愛嬌があるからなの!?私の何が一体、ダメだったのデスカ!??
別に後輩ちゃんは悪くないし、私の名前を呼ばないその人に、今さら名前を呼ばれたいなんて思っていなかったのだが、気が付いた時には、何でしょう?モヤモヤが止まらない。
これでは私が若くて可愛い新入社員に、ジェラシーを感じているお局様みたいではないか!!と、思ったものである。
とまぁ、このように13年間モヤり続けのだが、このことが会社を辞めるのを怖気付いている私の、背中を押すのに役立った。
会社を辞めようと思ったのは私がポンコツすぎるからであったが、やっぱり無職になるのは超怖い。
怖気付いていると感じた時に、13年間一緒に船に乗っても名前を呼ばない人との絶望的な人間関係が、後何年続くのかと想像すると、ここに残りたいなどという気持ちが縮んでいって助かった。
辞めた今でも、全く後悔しないでいられるのは、その人のおかげも大きいと思う。
人生、何が役に立つのか分からない( ̄▽ ̄;)
在職中、なんで私だけ名前を呼ばれないんだろう?と、何度も考えた。
私は誰にでも好かれるタイプではないという自覚はあるし、いつも余計なことを言ってしまい、失敗することもよくある。
ひょっとして、入社した当日に余計なことを言って、怒らせたのかもしれない。
何か失礼なことを言った可能性はあるが、13年も名前を呼びたくなくなる程のことを言った記憶はないので、私のことが生理的に嫌とか、苦手だったとかそういう類のものだったのではないかと(勝手に)思っている。
本当のところは聞いた事もないし、今さらどうでもいいのだが、同じ会社で一番長く同じ船に乗り、歳も近く、立場的にも一番近い人だったのに、全く分かり合えない一番遠い存在だったなぁ。(遠い目)
仕事を辞めると会社に伝えられた時、その人ともう二度と関わらないで済むと思ったら、心の底からホッとした。
が、ひょっとして私以上に、その人の方がホッとしているかもしれない。
次の職場では、せめて名前くらいは気軽に呼び合える関係を築けたらいいなと思う、えみ子さんなのであった。
ではでは。
コメント
えみ子さん、お久しぶりです!
職場の人間関係って難しいですよね… 他人から見たらきっと大したではないことでも当人にとってはモヤモヤ考え続けてしまうこと、あるあるです。
仕事が大変でも人間関係が(自分的に)スムーズであれば大抵耐えられますしね。。
何にしてもメンタル第一ですので、その方と離れたことは正解ですよ!
私は「飾らない」えみ子さんの文章のファンです。
これからもブログ楽しみにしてますね♪
Raynesparkさん
いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
なんだか長い間のモヤりが浄化され、ブログを始めてよかったなぁと思えました。
これからも、えみ子さんのblogをよろしくお願いします!