実家の両親の頑固さにもビビっているが、今のところ、そこはスルーできているといえよう。
しかし、家には両親の頑固さの、さらに上をいく年寄りがいる。
老猫、メリー様である( ̄Д ̄)ノ
このメリー様、子猫の時に捨てられていたらしいのだが、妹がまだ横浜で一人暮らし20代の時に、友達繋がりで貰われてきた。
しばらく横浜で暮らしていた都会の猫のはずなのだが、現在は九州の田舎町で暮らしている。
人生、いや、猫生も何が起こるか分からないってもんである。
横浜で生まれたはずの猫が、なぜ九州の田舎で暮らすことになったのかというと、当時、妹が付き合っていた彼氏が猫アレルギーだった事が判明したから。
結果、九州の実家で引き取ることになったのである。
はい。こういう人は動物を飼っては行けません。( ̄Д ̄)ノ
しかし、我が実家は、私が高校生くらいの時に猫7匹、犬一頭の多頭飼いをしていたという実績があったので、メリー様も一人暮らし用のアパートよりも、一軒家でのびのびと暮らせたおかげで長寿に繋がったのではなだろうか。(と、思っている)
猫が7匹もいっぺんにいた時は、ご飯の時間はいつもカオスであった。
我先にと、足に齧りつく猫もおり、みんな積極的に自己アピールをしていたものである。懐かしや。
学生の頃、そんな猫ばっかり見ていたので、ご飯が出てくるまで大人しく待っているメリー様を、帰省するたびに、随分とおとなしい猫だなぁと思いながら見ていたワタクシ。
そんな大人しかったメリー様も、すっかりおばあちゃん。(16年目だっけ?)
猫も歳を取れば、ものすごいわがままになるのね・・・ということを、最近のメリー様を見て思う。
餌は、毎回新しい器に入れないと食べないし、水は蛇口から出るものしか飲まない。絶対に。
ご覧の通り!!!
私が実家に戻ってからは、完全に私のことをお世話係の人という認識をしているようで、お風呂から出ると、必ず洗面台に登ってこちらをじっと見る。(水を出せと、言っておる)
蛇口から水を出してあげると、手を添えて器用に飲むのであるが、これが結構長い時間飲み続ける。
飲んでいる最中に、髪でも乾かそうかとドライヤーのスイッチを入れると、あからさまに「うるさいな」という顔をするし、完全に水を飲む手が止まってしまうので、いつも何もしないままひたすらメリー様が飲み終わるのを待つ、お世話係であった。
飲み終わったら、お世話係が蛇口を閉めて、ビッシャビシャになった洗面台を拭くという、お決まりのパターンになっている。
下の世話も含め、最初は何を催促されているのか分からなかったのだが、分からないからと言って放置しておくと、思い通りになるまでずっと泣き続けるという、老猫。
歳を取ったら人も動物も、頑固というか、どんどんわがままになっていくのね。手に負えん。
それでも、人のことはスルーしても、メリーのことは決してスルーできない、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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