『この世はおじさん中心で回ってる』そう思ってしまうのは、私がおじさんばかりの職場で働いているせいだろうか。
都会では、バリバリ働く若い女性で、立場のある人もいるんだろうけど、田舎では大体、会社の偉い人たちはおじさんと決まってる。
最近思うのだが、おじさんに振り回される事を、当たり前と考えてはいけない気がするのである。
おじさんは気分屋
私はずっと船に乗ってきたので、船は操船できる。
しかし、それ以外はサッパリ。他のことはやった事がないので、そこは当たり前だと思って欲しい。
それなのに、職場である案件の企画を任されることになった。
正直、船乗りに一体何をやらせる気!?と、逃げ出したくなったのだが、人生は何事も経験だと自分を鼓舞したのである。
パソコン初心者なのに、他の部署の人に聞きながら企画書を作成。企画書通りに物事がなかなか進まず、どうしたもんかと、悩んだりもした。
それなのに、企画書を読まれることもなく、アッサリおじさんの一言でお蔵入り。
この企画案に注ぎ込んだ時間って一体なんだったのか・・・。もっと早く言ってくれれば、手伝ってくれた人達にも迷惑をかけずに済んだのに。
仕事は、始める時も止める時も、おじさんの一言で決まりがち。しかも明確な理由がないのが辛い。
おじさんは頑固
おじさんは、自分の思うようにしか動かない。職場のルールよりも、自分のルールの方を大事にしがちである。
そして、職場の中で一番力を持ったおじさんのルールに、周りの人も合わせていかなければならない。
なので、(定年など)おじさんが入れ替わった時に、ルールが変わってくる。今までと同じように働いていたら、急に浮いた存在になってしまうことがある。なぜだ?
ちなみに、おじさんは自分のルールに従ってしか動かないので、下々の者の意見はスルーしがち。
おじさんに反旗を
職場の立場は関係ないし、仕事のできる・できないも関係ない。おじさんというだけで現実では、上の人。(実際年上なんだし)
おじさんに意見することは、上の人に楯突くのも同じと感じるのである。
しかし、そんな風に考えてしまうのは、危険だと思った。
人を振り回すおじさんは、仕事ができる・できない関係なく、自信を持っているので堂々と自分の意見を通そうとする。
そして、おじさんに楯突くことは面倒が増えることなので、おじさんの言う通りに動く。そんなことを繰り返していると、考える事をやめてしまっている自分に気づいてしまった。
おじさんの気まぐれにも、おじさんの謎ルールにも、腹も立たないで言われた通り。なんだかんだで、それが楽だったりもする。
これってどうなの?
職場で上手くやっていくには、言われた通りに動くことも必要かもしれない。でも、別におじさんとは全く違う考えでも、自分の中で意見をハッキリ持っていることは大事だと思うようになった。理不尽に怒りを覚えてもいいのだ。
おじさんの理不尽に慣れすぎると、そのうち自分もそんなおじさん(いや、おばさん)になって行く気がする恐怖。
なので、実際は無理でも、こっそり心の中で反旗をひるがえそうと思う、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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