土日のショッピングセンターというのはおひとりさまが少ないので、レストランなどはちょっと入りづらいという難点があるが、それでもいろんな人が来ているので見てて面白かったりする。
久しぶりの晴天にじっとしていられず、駐車場の満車も何のその。一人でショッピングセンターに行って来た。
とはいえ実家に居候の身であるし、絶対に物を増やしたくないのでただフラフラと見て歩くだけ。
暑い日は、広いショッピングセンターの中で歩き周るに限る。( ̄Д ̄)ノ イイウンドウ
そんな私がショッピングセンターで必ず立ち寄るところは本屋さんなのだが、そこで若い男女の可愛らしい会話が聞こえてきた。
別に、最初からその男女の会話に聞き耳を立てていたわけではない。
好きな作家さんの文庫本はどこかなぁ〜?と探していたら、ちょうどその作家さんの本がある棚の前で男女があーだこーだ言っていたので、他の本を立ち読みするフリをして退いてくれるのを待っていた。
そしたら、たまたま会話が聞こえてきたのである。
あくまでも、好きな作家さんの本が見たかっただけ!ということにしておいてくれ( ̄∀ ̄)
20代中頃と思われる男女であったが、女の子の方が一生懸命、推理小説の説明をしていたようであった。
「これはあまり意外性はなかったけど、こっちは何でこの人が犯人なの?って本当にビックリしました!ゴニョゴニョ・・・詳しくはいえないですけど・・・ゴニョゴニョ」といったような感じ。
それに対して、男の子の方は「へー」を連発。
女の子が何冊かお薦めしていたようだが、一番張り切って説明していたものを男の子が「じゃぁ、これ読んでみようかな・・・」と本を手に取った。
「無理しなくてもいいですよ!それにつまらなくても恨まないでくださいね(笑)」
「イヤイヤ・・・(照れ)」
とか言いながら、ふたりでレジへと向かって行ったのである。
なんだかとっても楽しそうで、羨ましいなぁ。おい!!( ;∀;)
隣で(盗み)聞いていた私は、その男の子に、「君は本当に推理小説に興味があるのかね?」と聞きたくなった。
あまりにも「へー」の部分だけテンションが低すぎたから。
ところどころに敬語が入るところを見ると、まだ知り合って日は浅いのに、本好きな彼女をデートに誘うキッカケとして「おすすめの本を教えて」とか言ったんではないだろうか。
ただの妄想であるし、あの男の子が本当に本が好きで、2人の趣味が一致していたら素敵だが、実は推理小説を読むと眠くなるタイプだったとしても、素晴らしいと思う、ワタクシ。
女の子の好きな本を読んでみようとする、その態度に『イイね!』を連打したい。
長く続かなかったとしても、最初の歩み寄りって大事。
歳を重ねると、男女は自分勝手になりがちになるからなぁ。(という、ただの個人的感想)
あぁ、私にも好きな本をお薦めし合えるような、(同世代の)素敵な男性が現れないかしら。
一人時間が長くなりすぎると妄想が止まらなくなるから困ったものである。
結局、好きな作家さんの本ではなく、ただタイトルに惹かれただけの本を買って帰った、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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