今日はいいお天気だった。
もうすぐ12月と思えないほど暖かく、風もそこまで強くない。
しかし、風の向きが悪い。
明日の雨が降ったら寒くなるらしいので、最後の暖かさを満喫したかったが、それどころではない。
この風、数十秒でもいいから一瞬止まったりしてくれないかなぁ〜?とか、ちょっと向きが変わってくれないかなぁ〜??とかばっかり考えていた。
船を着ける桟橋に、寄せられる風なら少々船を離しても勝手に着くが、離される風の時は、船を桟橋にぶつけに行く位の勢いが必要なのである。
本日は、ガッツリ離される風。( ;∀;)
見誤ったら大惨事間違いなしなので、怖いし、喉まで「欠航」という言葉が出てきそうになっていた。
でも、これって若い頃とは違う感覚。
もちろん、若い頃だって全く怖くなかったわけではない。
でも、それ以上に勢いのようなものがあった。
負けず嫌いなのか、無謀だったのか、風が強くなればなるほど「よっしゃ、負けないぞ!!ドンと来い!」という感覚があったのである。
難しくなればなるほど燃え、そして、それを攻略した時のなんとも言えない達成感。
アドレナリン大放出( ̄Д ̄)ノ
これがなかったらやれてなかった思うけど、若さって、すごかったんだなぁ(遠い目)
こういう感覚は、どんどん薄れてきていると実感する。
そんな時は、もう引退してしまったが、尊敬していた船乗りのおっちゃんが言っていたことを思い出す。
「それまでなんとも思っていなかったのに、歳を取ると急に怖くなる瞬間がある」
私も、そのような境界線にいるのかもしれないと思う、今日この頃。
若い頃の勢いがなくなってきているのは、年齢を重ねて経験値が上がったことで、責任感が増したからかもしれない。
慎重になることは悪いことではないし、むしろいいことだ。
しかし、これ以上、私の心臓が持つのか問題が発生( ̄Д ̄)ノ
交戦的だった若い頃と違い、この刺激は完全にストレスにしかなっていないような気がする。しかも、だいぶ強めの。
比べるのはおこがましすぎるが、飛行機のパイロットとか一体どんな心臓をしているのだ!?
あのデッカい機体が着陸する瞬間に平常心を保っていられるなんて、絶対に変人だと思う。(ド失礼)
とはいえ、まだ一応現役なので弱音を吐いてはいられない。(書いちゃってるけど)
吐いていられないが、こういう状況(悪天候)になると、自分が完全に男になっている気がするのも、なんかコワい。。゚(゚´Д`゚)゚。
殺気立っているので誰も話かけてくれるな、といった感じ。
可愛いおばあちゃんになりたいのに、このままではムリなのかもしれない。
そのうちに、髭でも生えてくるのではないだろうかと心配している、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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