船に乗り続けて、20数年。
今まで、女子同士のキャピキャピした雰囲気とは、無縁で生きてきた私である。
何度もやめようと思ったことはあるが、なんだかんだ今まで続けてこれたのは、周りの助けがあったからなのは間違いない。
そしてこの助けに甘えきった結果、大した能力は付かず、アラフォーになって今さら限界を感じているわけである。
もうちょっと勉強して努力したら、違った道があったかもと思う、今日この頃。
初めは塩対応
今ではthe・男性社会でも、若い女子が活躍している姿をチラホラ見る。
造船所で男性に混じって一人、ペンキまみれになってペンキを塗っている女子。工事現場でヘルメットを被り、重機を操作している女子。
そんな彼女たちを見かけると、勝手に仲間気分になり『頑張れ!』と、心の中でエールを送ってしまうワタクシ。( ̄Д ̄)ノ
20年以上前には、そんな女子を全く見かけなかったのに、時代は変わったもんだ。
今では、そのような女子はどのように迎えられているのだろうか。
昔は、基本塩対応だったような。
船の学校に行くと言ったら、祖父からは「女がそんなところに何しに行くんだ!?」と怒られ、入学したらしたで、(担任ではなかったが)先生にも「女が何しに来たん?」と言われる始末。
現在の職場では、入社してすぐに全く知らないおじさんから「女が運転する船なんか大丈夫なんか?」と、めっちゃ笑顔で言われたこともあった。
私の場合、男性社会に飛び込むには、時期がちょっと早かったかもしれない。
男性社会人で働く
男性・女性関係なく、初めから問題なく仕事をこなせる人なんかいない。
しかし、力仕事となると女性は完全不利。というか、完全敗北。
足手まといにならないような努力は必要かもしれないが、そこで勝負しようなんてことは、考えてはいけない。
全く歯が立たないからである。
そんなこんなで『同じ船に乗る男性の皆さんからしたら、足手まといかも』という思いは常にあるので、それに打ち勝つ厚かましさは結構大事。
そして、そのような場所に居続けるには、やはり強みというものはいる。
私の場合、強みと言っていいのか分からないが、操船そのものだけは何とかできたのが大きい。そして、どういうわけだか悪天候に強かった。(多分)
まぁ、最低ラインをギリギリセーフと言ったところであろうか。
それだけで、一応今までやってこれたのである。キセキ!( ゚д゚)
あとは少々の欲。→人からスゴいと思われたい欲
違う道も考える
操船だけは出来たため、その他の勉強や努力をほぼしてこなかった私。
他のことは周りの助けてもらい続けたわけだが、それは紅一点の甘えがあったことを認める。
本当に、これはよくなかった。
もし、勉強や努力を続けていたら、船に乗り続ける不安を感じることはなかったかもしれない。
アラフォーとなった今、本来なら人を助けるような能力を持ち合わせていなければならないのに、そんな余裕もない。甘えから来る、ダメな例。
結論。
努力と勉強を続けることができなかった場合、その道は必ず行き詰まる。そして、男性との体力差は縮む事なく、開いていくばかり。
本当に自分が好きでやりがいも感じているなら、何の問題もない。そのまま自分の道を爆進すればいい。
でも、いつかは違う道を模索する時が来ることを、考えなければならない。
行き詰まって考えるのではなく、常に考えておかなきゃいけなかったと、深く後悔しているえみ子さんなのである。
ではでは。
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