人からスゴいと思われたい欲

こういった欲は、誰でも少しは持っていると思うし、私ももちろん持っている。

ほどほど持っていると、自分を鼓舞するためのモチベーションになるが、欲が大きすぎると疲れる。

おまけにこの欲は、人にバレると恥ずかしい。

人からスゴいと思われたい欲が大きくなった時は、自分を見つめ直す機会と考える。

モチベーション

私が向いていないと思いながらでも、船に乗り続けて来られたのは、もちろん、金銭的なことや、辞めて何もなくなってしまう恐怖もあったが、この欲のおかげのところが大きい。

もう嫌だ、怖い、向いてない、辞めたい！そう思っていても、他人から女性が船に乗っていると知られると、大抵は「スゴい！！」と褒めてくれるものである。お世辞でも。

そうすると、そうかしら？？私ってスゴい？？と聞き直したくなる程、嬉しくなる。

私の人からスゴいと思われたい欲が、大いにくすぐられ、もうちょっと頑張ってみるかというような気持ちになるのである。

何とチョロいワタクシ。(￣Д￣)ﾉ

その欲がなかったら、とっくに辞めていたかもしれないことを考えると、スゴいパワーだな。

ネット上の人からスゴいと思われたい欲

私はインスタグラムが好きで、よく見てるし、自分もたまに投稿したりする。

そこに載せる写真は、やっぱり人からスゴいと思われたい写真。

私は主に、食べ物の写真を投稿しているのだが、その写真は実物の３割増くらいよく撮れている写真しか投稿していない。

『たまたまこんな美味しいお菓子をもらって食べてます風』を装った文章を添えているが、写真を撮るために、かなり必死なのである。

わざわざ映えるお菓子を用意したり、明るい場所に移動してみたり、ごちゃごちゃになっている机を片付けたり。こんな必死な姿を友人に見られたら、ちょっと恥ずかしい。

以前、ホットヨガで不調になった時、同じような人がいないかと、インスタグラムでホットヨガをやっている人を探した事があった。→【注意喚起】ホットヨガは体質的に合わない人がいます

その時、とあるアラフォーの方のインスタに釘つけになった。

ホットヨガをやっているだけあって、スタイル抜群。めちゃくちゃ美人さんだったのだが、その自撮り写真の数々を見て思った。

何だか、恥ずかしい。

ほとんど自撮り写真で埋め尽くされていたのだが、その写真の顔がほぼ全て同じ角度、ちょいアヒル口の表情で撮られていた。

スタイルがいいので、履いている超ミニスカートもおかしくはないのだが、おかしいのは、その角度。

もう少しでパンツ見えますよ。と、心の中でツッコんでおく。

他にも息子さんと一緒の写真だったり、さりげなーく端っこに写っている高級車やブランドもの。

自分の投稿写真を撮る時のことを思い出し、この人も、人からスゴいと思われたくて、この写真を撮っているんだろうなぁと想像すると、大きなお世話だが、やっぱり恥ずかしい。

ちなみに、そんな恥ずかしい写真を見るのは、嫌いじゃない。(￣∀￣)

欲を小さく

映える写真には、もっと『いいね』が欲しくなる。

スゴいと言われて調子に乗り、船に乗り続けた私は、最終的に船に乗ってる私ってスゴいでしょ？状態。

あぁ、恥ずかしい。おまけにイタい。

やはりスゴいと思われたいが為に、無理をし過ぎたり、見栄を張るのは幸せにはつながらないような気がする。

そもそも人って、そんなに他人に興味がないという事実。そこに必死になるのは不毛ではないか。

これ以上、人からスゴいと思われたい欲が大きくなる前に、自分で自分を満たす術を見つけなくてはと思う、えみ子さんなのである。

ではでは。