「聡明な女は料理がうまい」というエッセイ本がある
私がこのエッセイを読んだのはもうずいぶん前になるが、ものすごく納得したのを覚えている
料理の腕前
私の料理の腕前はいまいち
40年以上生きてても、自炊歴は長くない
昔は醤油や味噌を賞味期限内に使い切ることはなかったし、レパートリーがなさすぎて同じようなものを繰り返し作っていた気がする
地元を離れ、今住んでるところに引っ越してから料理をするようになった
近所にスーパー、コンビニがなかったので必要に迫られただけであるが
それでも以前は一品料理が精一杯だった私が、一緒に味噌汁なんかも作るようになったのだから大進歩
しかし手際が悪い。どうにかならないものか
エッセイでは
料理とは「果敢な決断と実行」の連続
とあった。同時に複数のことをこなさないといけないので、聡明な頭脳が必要ということらしい
なるほど。料理には頭をフル回転させて挑まないといけない
料理上手な人
ちなみに私は“料理を楽しんでできる人は、人生を楽しめる人”だと思ってる(個人的なイメージ)
少なくとも私の周りの料理上な人たちは、そう見える
まず料理を楽しめる人は、色んなことをめんどくさがらずにやる
美味しくするためにひと手間を加えることを惜しまない
お皿や、盛り付けにだってこだわる
そうやって作った料理は彩り良く、見た目から美味しそう
そして食べてみると、本当に美味しい
料理のことに限らず好奇心旺盛で、過程を楽しんでいるといった印象がある
料理も作った人も、とにかくキラキラして素敵に見えるのだ
私は料理にも人柄が出ると思ってる
料理上手に憧れて
アラフォーになり、ますます料理上手への憧れが強くなってきた
冷蔵庫の残り物だけでパッパッと夕食を2〜3品ほど、、、なんて最高です
現実は、ご飯とお味噌汁と茶色いおかずが一品
めんどくさがって、洗い物を増やさないようにということにはエネルギーを注ぐ
結果見た目もイマイチ
あぁ、私にも彩りと盛り付けというアイテムが欲しい、、、
そんな私も頑張ってお友達を家飲みにご招待したことがある
何日も前からクックパットや料理YouTube、料理本を読み漁った。見栄っ張りな私は簡単にできる、とにかく映えそうなレシピを探した
友達には“これくらい楽勝ですけど?”感をアピールしたが、本当は朝からてんてこ舞い
私の憧れてる料理上さんの姿とは何かが違う、、、
楽しむ余裕なんか全くない。とにかく必死
無事に出来上がった時には、ホッ
お世辞かもしれないが美味しいと言って食べてくれた時は、嬉しかったなぁ
ひょっとしたら料理に「美味しいと言えーー!!」という念がこもっていたのかもしれない(笑)
しかし彩りと盛り付けというアイテムを手にするには、こういう機会があった方がいいのかもしれないのかなぁとも思った(もちろん味が一番大事だけどね)
素敵な料理上手への道のりは険しい
コメント