私はインテリアが大好きで、色んなインテリアや、DIYの雑誌を見てきた。
最近はミニマムな部屋が流行っているが、自分の好きな物で溢れ返ったゴチャゴチャした部屋だって素敵だと思う。
それが本当に、自分の好きな物ならな。( ̄Д ̄)ノ
部屋は、その人の内面が現れるという。それを知った後に、自分の部屋を見渡して、驚愕。
私の部屋は、母が選んだ家具だらけであった。
母の選んだ家具
私が一人暮らしを始めた最初の部屋は、2LDKのかなり広い部屋であった。船会社の古い社宅ということで、家賃は37,000円だったと記憶している。
諸事情により、その社宅に入居できるのは、私の入社日と同日であった。当時、母と相談した結果、引っ越しの荷物は母が受け取ることになった。
そして、初出社が終わって、初めて自分の部屋に帰ってビックリ。
自分の好みではない、しかもやたらデカい家具が数点。ソファに棚・・・。
「こんなのいらない」と母に言ったら、「こんなに広い部屋には、これくらい必要」と言われた。
もう部屋に入れてしまっているし、どうすることもできず。
さすが、散財系の母。だが、娘にも『こんな一人暮らしにしたい』という、理想のようなものがあったのだよ。
私の想像とは全く違う形で、一人暮らしが始まってしまったのである。
せめてもの抵抗
自分の好みでもないし、拒否権も全く与えられなかった家具と一緒に暮らすのは、想像以上に違和感があった。
棚の取っ手が比較的すぐ取れたので、それを母に伝え、やんわりと捨てたいアピール。しかし、そのアピールは、完全スルーされた。( ;∀;)
他の家具も、自分で選んでないので愛着が持てないし、使い勝手の悪いこと。ソファーは、座ると腰が痛くなるので、ただの背もたれと化していた。
そんな時、DIYというものを知り、少しでも自分好みにしようと頑張ってみた。
棚にはペンキを塗って、取っ手もチェンジ。ソファーだって、DIYしてやっと座れるようになった。
→【DIY】ペンキ塗りは、いちばん簡単に部屋の雰囲気を変えることができる
母が選んだ家具に、少しでも愛着が持てるように、私なりに頑張ってみたのである。
そして、今回処分したこの棚。
この棚も、最初はペンキを塗ろうと考えていた。(ブログのネタにもなるし・・・)
しかし、冷静に『この棚は本当に必要か?』と考えた結果は『必要ない』ということ。
良い家具なのかもしれないが、重くて一人では動かせないので、引っ越しのたびにお金もかかるし大変なのだ。
処分した
母が選んだ家具と、かれこれ20年以上一緒に暮らしてきた。
もう良いでしょ??十分でしょ?
処分する決心が揺らがないように、自分で自分を慰める。
業者さんが来るまでは、母に対する罪悪感と、この棚に愛着が持てなかった罪悪感でいっぱいになった。本当にごめんなさい。
しかーし!!!そんな私も部屋から棚が無くなると、涙が出そうなくらい、心が軽くなったのを感じた。
あぁ、私はずっとこうしたかったんだと、思えたのである。たかが家具、されど家具。
そんな心が軽くなった日に、久しぶりに散財系の母から電話がかかってきた。何か察知した!?Σ(゚д゚lll)
母の声を聞くと、また罪悪感がチラつく。思わず処分したことを報告しそうになったが、知らない方が幸せだろうということに落ち着いた。バレるまで黙っとこう。
色んな意味で、もっと身軽になりたいと思うようになった、えみ子さんなのである。
ではでは。
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