ドミトリーと呼ばれる宿泊施設は、基本的にシャワーやトイレは共同で、2段ベットが置いてあって、知らない人同士が相部屋で滞在するもの。
宿泊費を抑えるために、北海道ではこのタイプの二つの宿泊施設に泊まったのだが、同じドミトリータイプでも、印象が全く違った。
初日には小樽の老舗のゲストハウスに宿泊し、次の日の札幌では、2020年にオープンした比較的新しいドミトリータイプのホテル。
老舗には老舗の良さもあるが、やっぱり新しく、最初からそれ用に作られた施設の方が気を使わなくていいような気がした。
私が北海道初日に滞在したゲストハウスは、別の施設だったものをリフォームしてゲストハウスとして使っている、老舗のゲストハウスであった。
アットホームな感じの良いゲストハウスではあったが、やはり初心者にはハードルが高かったように思う。
一応、(鍵付きの)女性専用の部屋ではあったし、シャワーやトイレも女性専用のものがあった。
しかし、部屋を出て女性専用のシャワーやトイレまでの通路は、知らない男性がウロウロ。
洗面台に至っては、男女共同。
朝のスッピンを晒したくない女性には、ストレスが大きいような気がしたのである。
実際、同室の女性は、朝、部屋の外ではおじさん達が喋っている声が聞こえてくるので、顔を洗って化粧もしたいのに部屋から出るのをずいぶん躊躇っているようであった。
「こんなおばさんが、寝起きの顔のままで出ていくなんて・・・」とか何とか。
変わって二日目の札幌では、最新型(?)のドミトリーというか。
ホテルのチェックインも無人だし、支払いもNo現金。施設のエレベーターはメールで送られてくる暗証番号を入れないと動かないときた。
大丈夫か?私??( ̄Д ̄)ノ
不安ではあったが、行けばどうにかなるもので、居合わせた同じホテルに泊まる人と、あーだこーだ言いながら無事にエレベーターにも乗れたし、チェックインもできた。
初日と同じように、女性専用のスペースを予約しておいたのだが、やはり最初からホテル仕様で作られた建物は違った。
女性専用のスペースへは、暗証番号がなければ入られないし、シャワーやトイレ、洗面所も全てその中に収まっていた。
客室は、よくゲストハウスで使われているような木製の2段ベットとかではなく、一人一人の区画が完全に壁で仕切られており、入り口はロールカーテン。
(泊まったことないけど)カプセルホテルのような雰囲気であった。
初日のゲストハウスでは、ベットが軋む音やカーテンを開ける音も気になったけど、そんな音は全くナッシング。( ̄Д ̄)ノ
初日は、この、いくら本人が気を付けてそろりそろりと動いても、出てきてしまう音が結構なストレスを生んだような気がする。
おまけに料金は一泊2,790円で、ここに2連泊となった。
旅慣れした人なら、アットホームなゲストハウスを楽しむ余裕があるかもしれないけど、やっぱり旅慣れしていない人(私のこと)は、これくらいさっぱりしていた方が過ごしやすかったと思う。
だって、他のことで神経を使いすぎたもんだからサ( ;∀;)
まぁ、都会じゃなきゃこのようなホテルは見つからないのかも。
なんでも実際に経験してみて、旅慣れしていくんだなぁと思った、えみ子さんなのであった。
ではでは。続く。
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