どっちつかずのふんわりしたことしか言わない罪

美容室に行ってきた。

月に一度は必ず行って綺麗な髪を保とうと思っていたはずなのに、先月はやさぐれて行く気になれなかった。

が、さすがに白髪が気になる。

地元に戻ってからというもの、節約のためにちょっとお安いチェーン店に通っているのだが、やはり髪の悩みが増える40代にはハードルが高いのかもしれない・・・と思い始めている。

通っていると言っても今回が3回目なんだが、色々と難しい。

前回、前々回と同じ金髪の若い男子が担当してくれたので、（なぜか）今回も同じ人が担当するものだと思っていた、ワタクシ。

→中年女は若い男子に浮かれがち

→中年女の美容室選び

若い男子に緊張しがちだった私が、ちょっとずつ「こんな感じなのね」ということが分かってきていたというのに、お店に行って出迎えてくれたのは、おしゃれベレー帽を被った若い女子！！

えっ！？若い女子も怖いんですが！Σ（ﾟдﾟlll）

まぁ、指名とかしてないし、これが美容師さんが多く在籍しているチェーン店というものなのね・・・。

「今日はどういった感じに？」と笑顔で聞いてくる美容師さんに、再びド緊張してしまい、しどろもどろ。

初めてその美容室に行った時、私がこういう髪型にしたい！ということを言わなくても、金髪男子は割とサクサクと髪を切っていたのだが、今度のおしゃれ女子は、とにかくどんな髪型にしたいのかめちゃくちゃ聞いてくる。

しかし、タブレットで画像を見せながら「こんな感じで・・・」と言うと、「この髪型だと、気にしてらっしゃる襟足が浮くかもしれません・・・」と言うので「じゃぁ、こっちの髪型で」と言ったら、今度は「細い髪質の人ならこうなりますけど・・・」と、できるのかできないのか、それとも私に似合わないだけなのか、ふんわりしたことしか答えてくれないのである。

似合わないなら、そうはっきり言ってくれてもいいのに・・・。( ；∀；)

こんな髪型が似合いますよと言ってくれるわけでもなく、私が希望する髪型は出来るのかどうかは分からない。

そんなやりとりが何度も続くと、私の方も飽きてきて「もう何でもいいから好きなように切ってくれや」という気持ちになってきた。

結局、そのおしゃれ女子に伝わったのか、伝わらなかったのかよく分からないままカットが始まったのだが、その間も不安が募る。

金髪男子はカットしている間に雑談ばかりだったのに対し、おしゃれ女子は「ここら辺もうちょっとすいてもいいですか？」と、いちいち聞いてくる。

私も今まで通っていた美容院でこんなに聞かれることはなかったので、「あ、どーぞどーぞ、どんどんやっちゃって下さい」と、もはや投げやりに。

美容師さんのタイプも色々だなぁ。(￣Д￣)ﾉ

もう白髪が目立たなくなればいいや・・・くらいの気持ちでいたのだが、切り終わってみると、スッキリいい感じに。

おぉ！金髪男子の時よりいいかも？(　ﾟдﾟ)

「頭が大きい訳ではないのに毛量で大きく見えるので、だいぶすいてみました」と、最後になってようやくハッキリ言ってくれた。

最初っからそう言ってくれれば、あの不毛なやりとりをしなくても良かったし、不安になることもなかったのに・・・。

ある程度はハッキリ物申すことも大事だなと思った、えみ子さんなのであった。