実家の片付けは思うように進まず、正直、嫌になってきた。(早い)
家には、溜め込む人がふたり一緒に住んでいるが、全く違うタイプの溜め込みといえる。
父のてっちゃんは、物を買ったりすることはほとんどないが、人の家の捨てる物を拾ってくるし、散財系の母は、良いと思ったものは欲望のままに購入する。
今回は、このてっちゃんの習性について書きたいと思う。
私の心の叫びというか、ただの愚痴なのだが。
父のてっちゃんは、時々、シルバー人材センターの仕事の依頼で(他人の)家の片付けに行くことがある。
無理をしない程度に働くことは喜ばしいことだが、このてっちゃんには困った問題があった。
一応、家主さんからの許可は取っているらしいのだが、そこで捨てる物を貰ってくることであるのだ。
新品同様でまだ使える物とかではなく、本当のゴミ(にしか見えない物)を。
中身の色が変色してしまっている、瓶に入ったお酒を持って帰ったりすることがあったらしいし、先日は、色褪せたどこかの工場の(しかもサイズの合っていない)帽子を被っていた。これには母、激怒。
本人にはいい物に見えているんだろうし、好きでやっている事に、居候の身で文句も言えないので(私は)放っているが、家の外では他人のふりをする事間違いなし( ̄Д ̄)ノ
恐らく、てっちゃんは一人暮らしをしていたら(よくテレビに出てくるような)ゴミ屋敷を作り出しているのではないかと思う。
そのようなてっちゃんと、できるだけ物を処分してしまいたい私とでは、この先、価値観が一致する事は絶対にない。
実家に戻ったばかりの頃、(私が)どんどん不要な物をゴミ袋に入れていたのだが、その中から知らない内に、てっちゃんがゴミ袋から取り出して元の場所に戻していたことが何度もあった。
最初は気のせいかな?と思ったのだが、何度も続くのでバレる。
若かりし頃の私だったらすぐにブチ切れたであろうが、現在は居候の立場なので、ここは黙って(元に戻しているのを)気づかないフリ。
そして、一旦ごみ収集の日にそのままゴミを出し、日を改めて、てっちゃんが戻した物を再び、しれ〜っとゴミ袋へ入れるという作業を繰り返した。
ここで不思議なのが、その事にてっちゃんはまるで気がついていないのである。
てっちゃんの部屋にある、てっちゃんの物だったとしても!!!( ゚д゚)アレ?
最初は、気付かれるかもしれないと思い、かなりドキドキしてゴミに出したのだが、1ヶ月近く経った今でも気が付いていない模様。元々、ホコリまみれだったしねぇ。
所詮、「その程度の物なのか」という想いと、最初から大人しく処分されていればいいものを・・・と、考えてしまう、薄情な娘。
だが言いたい。親は(今後も)積極的に物を処分する気が全くないようだし、処分する娘を冷たい目で見るが(そのように見える)、私だって物を捨てるのは罪悪感を感じるのだよ。
この罪悪感を放棄している自覚は全くナッシングの親が、憎い( ;∀;)
処分しきれなかった物は棺桶に入れる事ができたらいいのに・・・と、さらに薄情なことを考える、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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