ずっと、東日本大震災があったところに行ってみたいと思っていた。
地震があった当時、テレビでいろんな映像を見たけど、あれからどうなっているのか気になっていたのである。
最初の計画では、仙台駅から2時間ほど電車に乗って、福島県双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館に行くつもりだった、ワタクシ。
が、札幌で有名店の味噌ラーメンを食べに行った時、よく調べず営業時間外に行ってしまった反省から、仙台行きのフェリーの中で調べてみたところ、なんと予定の日に限って休館日ということが判明。
到着する前に気がついてヨカッタ( ̄▽ ̄;)
フェリーが着いたその日のうちに行っちゃう?でも、最短時間でたどり着ける自信がないし、せっかくだからちゃんと見たい・・・。
などと思いながらネットで調べていると、伝承館が一箇所だけではないことがわかった。
結局、仙台駅から岩手県陸前高田市気仙町にある東日本大震災津波伝承館(いわてTUNAMIメモリアル)に予定を変更して行く事にした。
予定を変更したはいいが、ググってみたら双葉町よりも遠くなって、どのパターンで行っても3時間越え( ゚д゚)
一番安くて、乗り換えの心配がないバスで行く事にしたのだが、一日7時20分と16時10分の2本しか運行していないときた。
帰ることも考えなくてはいけないので、もちろんここは7時20分発のバスを目指す。
仕事を辞めてから早起きというものに無縁で不安だったが、ちゃんと5時に起きるというミラクル!!
3時間のバス旅も、途中15分のトイレ休憩があったので、腰痛持ちの私にも問題ナッシングであった。
そして無事に陸前高田駅にバスが着いたのだが、伝承館までは歩いて19分。(ってGoogleマップには出てた)
歩くのが遅いせいか、暑かったせいか、もっと時間がかかったような気がする・・・。
バスを降りてから張り切って伝承館まで歩き始めた私だったのだが、他には誰も歩いていない!!Σ(゚д゚lll)
ちょっと心細かったが、道は広いし、時々車が通るくらいでものすごい開放感。
バスを降りた周辺には飲食店などのお店もあったけど、住宅は高台に集中しているようだし、少し歩けば広い空き地(?)が広がっていた。
何も知らなかったら、道路は綺麗だし、自然に囲まれてるし、開放感があって静かでいいところだなぁとしか思わない。
でも、やっぱり頭をよぎるのは震災当時の映像で、この広い場所があの瓦礫の山だったのかと思うと、綺麗な景色を見て嬉しいのか、悲しいのかよく分からなかった。
それに、気仙沼市にバスが入った時から思ったのだが、道路も建物も全てがピカピカで新しい。
おそらく、以前は海が見えていたであろう場所には高い堤防が張り巡らされていて、バスの高さからでも海が見えなかった。
人が出入りするような場所から、時々、漁船らしき船が見えるくらい。
陸前高田駅に到着しても、全然海が見えないので津波は一体どこから?と思うほど。
嬉しいはずのピカピカな道路や建物を見て、切なくなってしまった、えみ子さんなのであった。
ではでは。続く。
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