自分の『好き』を見失う環境

内面の迷走
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子供部屋おばさんを卒業する時、自分の好きなものだけに囲まれて暮らすんだ!と思っていたのに、実際に一人暮らしを再開してみて思うことがある。

そもそも自分がどういったものが好きなのか?( ̄Д ̄)ノ

どうも。万年厨二病を患っている、中年女のえみ子さんです。

そもそも昔から自分の『好き』という感覚に自信が持てなかったので、自分の『好き』なものは他人から見たら変なのかもしれない・・・と思って、自分の『好き』は他人にはひた隠しにしてきた。

うっかり入ったヤンキー学校ではベルサイユのばらが好きのオタクであった過去を封印したし、働き出して韓国ドラマにどハマりした時も他人には言わなかった。

当時、韓国ドラマにハマっていた友達は他にもいたが、ハマっている友達は(どちらかというと)地味な感じで、全く興味を持っていなかった友達は、(学生時代には)イケている(部類だったであろう)友達だったからである。

今思えば、嫌な感じ。( ̄Д ̄)ノ ワタシガ

他人がいいと言うものを『好き』になろうとしてみたり、ただその時の流行りものを追いかけてきただけの人生であった(ような気がする)。

せっかく一人暮らしを再開したのだから、これからは時間をかけて自分の『好き』なものを深堀りしていきたいと思う。

そもそも、なぜ私はこんなにも自分の『好き』なものに自信がないのか。

別に自分の好きなものだから、他人の目など気にしなくてもいいハズなのに・・・などと考えていたら、思い出したことがある。

かれこれ10年前くらいであろうか。まだ他県の前職で働き、少し遅いお正月休みをもらって実家に帰省していた時の話である。

当時、私は多肉植物にどハマりしていて、部屋に多肉植物を飾って風の谷のナウシカの部屋のようにしたいという願望を持っていた。

まぁ、多肉も流行りに乗っかっただけなんだが。( ̄▽ ̄;)

多肉植物の育て方や楽しみ方なんかを書いた本を読み漁っていた時に、素焼き鉢にペンキを塗って素敵に飾っている写真を見つけ、私もやってみたい!と思っていた。

が、うっかり賃貸の部屋をペンキで汚してしまってはまずいだろうと思った私は、帰省中に実家の庭でペンキ塗りをしようと計画。

そして帰省中、庭いじりが趣味の母と一緒に大きなホームセンターへ行き、ペンキを塗るための素焼き鉢を選ぶことにした。

どうせペンキを塗るのだから、大量生産されているような安い鉢でいい。そう思ってこちらのような鉢をカゴに入れていたのである。

すると、他の植物を見ていたはずの母がやって来て、私のカゴを見るなり「バカやね。こっちの方がおしゃれなんよ。」と言いながらカゴの中から私が選んだ素焼き鉢を元の棚に戻し、隣にあった別のおしゃれ風な素焼き鉢をカゴに入れ始めるではないか。

Why!? Σ(゚д゚lll)

そりゃ、大量生産型の鉢より一つずつ微妙に色合いや形が違う鉢の方が、おしゃれに見えるのは私にだって分かる。

でも今回は、そういうことではないんだよ。( ̄Д ̄)ノ

「いや、ペンキ塗ったりやりたいことがあるから、こっちの安い方でいいんよ!」と、再び自分の選んだ鉢をカゴに戻そうとすると、「こういうのは私に任せなさい!」とまたカゴから出される始末。

そんな何度かそんなやり取りをした後、結局、自分が選んだ鉢と母が選んだ鉢を両方購入することで納得してもらえた。

Why!? Σ(゚д゚lll) 

おまけにあんなに強く薦めてくるので母が買ってくれるのかと思いきや、ちゃんと私が自分でお支払い。

母の選んだ鉢の方が値段も高いと言うのに・・・。

Why!? Σ(゚д゚lll)

この時に思ったのが、母ってこんなに押し付けがましい人だったっけ?ということ。

純粋におしゃれで素敵な方を薦めたいという気持ちだったのだろうが、私のやろうとしていることの話を全く聞こうとしない。

些細なことかもしれないが、結構な衝撃。

子供の頃の細々した記憶は残っていないが、本当にこんなに押し付けがましい人と一緒に暮らしていたんだろうか?と思ってしまったし、そりゃ自分の好きなことも分からなくなるわなと、妙に納得した出来事であった。

現在は再び実家を出て一人暮らし。

興味の向くまま、自分の『好き』なことをしていけたらなと思う。

もう少し涼しくなってきたら多肉と(安い方の)素焼きの鉢を買いに行こうと思う、えみ子さんなのであった。

ではでは。

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