承認欲求とは、周囲から認められたい、自分を価値ある存在だと認めたいという願望のことである。
一番簡単に承認欲求を満たすことができるのは、ちゃんと名前を呼ばれることだと思う。
名前を呼ばれるということは、簡単に相手から認められているという実感を得られるので、気軽に名前を呼び合えばいいと思う。
ただ「おはよう」「ありがとう」と言うのではなく、「〇〇さん、おはよう」「〇〇さん、ありがとう」と、名前を付けてみればいいだけのこと。
それだけで、幸せな気持ちになれるってもんである。
先日、母の働くクリーニング屋さんに小学生の頃の同級生が来たらしい。
その同級生は、奥さんが出していた洋服を取りに来たらしいのだが、地元では珍しい名前だったので、母が「どこの〇〇さん？」と聞いてみたそうな。
話を聞いてみると、私が小学生の頃、同級生たちがよく家に遊びに来ていたのだが、その中の一人だったらしく「え？えみちゃんのお母さん？？」となったらしい。
私はその同級生の名前は覚えているが、顔はぼんやりしか思い出せない。
しかし、「えみちゃん」というワードにモーレツに照れてしまった(//∇//)
思い返せば高校生になったあたりから、人から名前を呼ばれることに敏感になっていた私。
顔が怖いからなのか、喋りに圧があるからなのか、（特に男性には）距離を置かれがちで、他の女子生徒が気軽に名前を呼び捨てで呼び合っている中、私だけは苗字にさん付けということがよくあった。
もはや名前を呼ばれることが怖い。(￣Д￣)ﾉ
極め付けは前職の『13年間名前一度も呼ばれない問題』もあり、もう私の人生はそのようなものだと思っていた。→職場のどうにもならない人間関係
それが、思わぬところで「えみちゃん」呼ばわりですよ。
これが思った以上に嬉しいような、恥ずかしいような、満ち足りた気分になった。なんと単純な。
馴れ馴れしくなるのはよくないが、このように名前を呼ぶという行為は、相手に幸せにすることができるのである。
これからは感謝する時は「〇〇さん、ありがとう」と、名前をつけることを意識してみようと思った、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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