何かの映像で見た剣山の景色を、私も見てみたい!そう思って四国に来てしまった、ワタクシ。
剣山に辿りつくまでも(運転が)大変だったが、やはりインドア派にとって山登りはさらに大変だった。
→【女一人旅】ただひたすら前へ・・・国道438号を通って剣山へ向かう
剣山に登ったことのある人のコメントを見てみると、リフトもあるし、初心者には登りやすいというようなことを書いてあったので安心していたのだが、やっぱり山は山。
甘くみちゃいけねぇ( ̄Д ̄)ノ
剣山に興味があったものの、山登りなんてしたことがない。
どんな格好で行けばいいのか分からなかったのでネットで調べていたら、剣山に半袖、短パン、サンダルで登ったった(笑)みたな人がいた。
それを見た私は、途中までリフトで登れるっていうし、普通の格好で登れる山なのね、という解釈。
ということで、当日の私の格好はスニーカーにGパン、長袖のシャツを着て、リュックに水とタオル、上から羽織るパーカーのようなものを入れて登ろうとしたのである。
しかし、再び言う。山を甘く見ちゃいけねぇ( ̄Д ̄)ノ
グネグネの山道を運転して、ようやく登山リフト乗り場に到着。
が、到着して他の登山者の方を見てびっくり。
でっかいリュックを背負い防寒バッチリの、the・登山者スタイルの方たちがウロウロしているではないか。
あれ?聞いていた(ネットで見た)話と様子が違うんだが??( ゚д゚)
え?この格好で登るのまずいのかいな?と思った私は、とりあえずリフト乗り場に併設されているお店でカプチーノを飲みながら様子を見てみることにしてみた。
剣山が本命だったのに、登らずに帰るのかぁ。
運転大変だったけど、やっとここまで来たのになぁ。
おまけに、宿で見た天気予報では曇りのち晴れという予報だったので安心していたのに、どうも山頂付近は霧がかっているしなぁ。
どうしようかなぁ。
なんて思いながらリフトの周りをウロウロしていると、降りてくるリフトの中にそこまでthe・登山者スタイルでもない手提げカバンのおばちゃんを発見。
その後も軽装で降りてくる人が数名いたので、せっかくここまで来たんだし、このまま帰っても後悔しそうだし、ダメだと思ったらその時に引き返せばいいかという気になり、リフト乗って上にあがってみることにした。
それに、無謀と思われたらリフト乗り場で止められるだろうとも思ったからだ。
結局、切符を買う時も、リフトに乗り込む時も、係員さんに止められたり注意されたりしなかったのでそのまま山頂目指して歩き始めたのだが、どんどん景色がビミョーになってくる。
というか、周りの山なんか全く見えねぇ( ;∀;)
歩いている間も霧が濃くなったり、薄くなったりを繰り返していたのだが、息を切らしながら山頂に着いた時には、この景色!!!
ガァぁあ〜〜〜ん((((;゚Д゚)))))))
いつかの動画で見た、あの雄大な景色は一体どこなの!??
まぁ、天気予報では曇りのち晴れ。山頂ではベンチに座っておしゃべりをしたり、カップラーメンを啜りながら天気がよくなるのを待っている登山者がチラホラ。(私もカップラーメンが食べたかった・・・)
せっかくここまで来たんだし、私も天気が良くなるまで待っているのもアリかな?と思ったけど、やはり山に長居するには相応しくない格好なので、早々に下山することにした。(山頂は肌寒い)
天気がいい方に向かうとは限らないのである!!
そして、下山を始めてから気がついたのであるが、山って登るのも大変だが、降りる方はもっと大変。(のような?)
石がごろごろしていて足場が悪くて、めちゃくちゃ滑りやすい。
実際、私も滑りそうになって平な靴底のスニーカーで登ってきたことを、深く反省。
リフト乗り場に到着した頃には足がガクガクになっていたし、いつかリベンジ登山することがあったら、ちゃんとした靴!ちゃんと山ガール!に寄せた装備で挑みたいと思った。
雨具もいるな。( ̄Д ̄)ノ
そんな一人反省をしつつリフトに乗って山を降りていると、ビックリな格好をした女性とリフトですれ違った。
霧の中からミニスカートに黒いロングブーツの女性が現れ、さすがの登山初心者もおったまげΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
おまけに、お腹に抱えているのはリュックでもなく、おしゃれ革バックではないか。
最初は若い子なんか?と思ったけど、近づくにつれてよく見ると私と同じくらいの年齢だし、前のリフトに乗っているのはどうも彼氏っぽい。(彼氏も登山と思えない格好)
あのカップルはただリフトに乗りに来ただけなんだろうか?
それともあのまま山頂まで登るつもりなんだろうか?
山道でパンツ丸見えですよ?
ていうか、絶対登れないと思うんだが・・・?
その後、カップルがどうなったか知らないが、無謀な格好をしてるからといって(リフトの)係員さんに止められるわけじゃないのね・・・と思った。
やはり、ちゃんとした装備で自分の身は自分で守らなければいけないと思った、えみ子さんなのであった。
ではでは。続く。
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