実は、無職になって地元に帰って来ていることを、特に友達に言っていない、ワタクシ。
唯一、知っている学生の頃からの友達はいるのだが、知らせたというよりも、毎年お互いに誕生日LINEをしており、その流れで知られたといった感じ。
別に秘密にしたいと思っているわけでもないが、何となく言いにくい。
それはなぜか。地元の仲の良かった友達というのはもれなく全員結婚し、みんな家庭を持っているからである。
最後に残ったのが、私という。( ̄Д ̄)ノ
前職では割と同世代の独身女が多かったということもあり、何とも思わなかったのだが、こうも周りがみんな既婚者となったら、急に肩身の狭いような気持ちになってしまった。
まだ、世の中の常識のようなものに踊らされているなと感じる、今日この頃。
働いていた頃は、地元の既婚女の友達とも連絡を取合い、帰省のたびに女子会を開催していた。
既婚者の集まりに一人独身女が紛れ込むという、(ある意味)地獄絵図( ̄▽ ̄;)
が、その頃は私も船長という一見偉そうに見える職業についていたので、「結婚はできなかったけど、一応、仕事でそれなり頑張っている私」という、しょうもないプライドを持っていた。
旦那さんが大して家事を手伝ってくれない大変さ、夜泣きをする子育ての大変さ、お姑さんと不仲の大変さ、その他諸々の話を笑って聞ける(心の)余裕がまだあったのである。
しかし、そのしょうもないプライドを失った今、果たして、私は彼女たちの会話を笑って聞けるのか自信がない。
よっ!正直者( ̄Д ̄)ノ
いや、自分は結婚に向いていないことを重々承知しているし、彼女たちも優しいので「その歳で無職になってどうするの?うわぁ信じられなぁ〜い!笑」なんてことは、(思ったとしても)絶対に口に出して言ったりしない。
それなのに、なぜか!
かつて、一緒に婚活を共に頑張ったはずの友達なのに、あっち側とこっち側で見えない壁が立ちはだかっているように感じるのであった。
思い返せば、前職での独身女の集まりというのは、何と居心地の良かったことか。
既婚女の集まりに参加した時は、旦那や子供の話になると違う世界の話を聞いているような気分になったりしたものだが、独身女の集まりでは「老後はみんなでシェアハウス?」といったような話に、首がもげそうになるほど頷いたものである。
とはいえ、唯一(私が無職になって地元に戻って来ているのを)知っている友達と飲みに行った時は、そのような壁は感じられなかったし、本当に楽しかった。
結局のところ、無職独身女の被害妄想でしかないのである。
とりあえず、再就職が決まったら見えない壁はなくならなくても、低くはなるんじゃないかと思っている、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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