成人式はめでたいが、お金のかかるイベント

出来事
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今日は成人の日である。

振り袖を着て楽しそうに写真を撮っている若者を見ると、ほっこり。

それは、毎年ド派手な格好でテレビを賑わせている若者も同様で。

人に迷惑をかける行為はダメだが、すっごい楽しそうにしているので「まぁ、今日くらいは好きな格好をして楽しむのはいいんじゃない?」と思う。

昔のヤンキーみたいで「ダサいな」とも思ってしまうけど。( ̄▽ ̄;)

姉の成人式

私の成人式は、ハッキリ言っていい思い出より、悪い方の思い出が強く残っている。

なぜなら、両親の大喧嘩の元となったから。

周りの友達から「成人式の着物を親と見に行ったと」か、「前撮りをした」とか「美容院の予約をとった」という話題がで始めても、我が家では「成人式」というワードが全く出てこない。

私が学校の船に乗っていた頃だったせいもあるかもしれないが、「あれ?」と思っていた。

それがいよいよ寒くなってきた頃に、ようやく話題に出てくるようになったのだが、費用の話になると、「困った」と言って逃げ腰になる父のてっちゃん。

親の本質を考える【父】

そして、そのてっちゃんに「行かなきゃいいんでしょ!?」と言って、キレる散財系の母。

親の本質を考える【母】

その両親の大喧嘩を見て「振り袖が着たい」と言い出せなかった、私。

仲の良い友達はみんな振り袖を着て成人式に出るのに、私は着れないのか・・・と、すごく悲しくなったのを覚えている。

結局、従姉妹の振り袖を借り、長年行きつけの美容室に無理矢理予約を入れてもらい、無事に参加することができたのだが。

妹の成人式

私の成人式で両親の大喧嘩が勃発したこともあり、妹の時にはちゃんとしないと!と、すでに働いていた姉は頑張った。

ちなみに父のてっちゃんは、妹の成人式には存在感を完全に消すという判断をした模様。(忍者??)

妹が成人する一年以上前から「着物」「美容院予約」「前撮り」と、母と妹に言い続けた。

当時の有り金、全部渡して( ̄Д ̄)ノ

有り金渡してカッコつけたはいいが、その時、まだ自分の母が散財系であることを知らなかったワタクシ。

自分の成人式は従姉妹の借り物で、ほとんどお金が掛かっていない。なので、私はレンタルを選ぶものと勝手に思っていたのである。

それが、まさかのお買い上げ。Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

母と妹は「本当は高いのをお安くしてくれた!!」と、めちゃくちゃニコニコしている。

「えみ子ちゃんのおかげだわ〜」と言って喜ぶ2人に対して、何も言えず「良かったね・・・」と笑顔で返す姉であった。

レンタルなら諭吉さんが数十人帰ってくるはずの金額を渡してあったし、ちゃんと「お釣りは返してね」と言ってあったけど、まさかの返ってきたお釣りが小銭だけ。

チャリンチャリ〜ン( ;∀;)ワタシタワタシガワルイノハワカッテイル

思い出消化

母と妹が喜んでくれたなら、お安いものよ。

そう心から言える懐の深い姉になりきれない私は、しばらく成人の日を迎えるたびにモヤった。

私の貯金を綺麗さっぱり使い切る母と、成人式が終わってから「悪いねぇ〜」と言いながら姿を現す父に。

いや、姿はちゃんと見えていたけど、存在感だけ消すという器用な「忍法、隠れみの術」。

私の父は、本当に忍者なのかもしれないヽ(;▽;)ノ

今なら「成人式にお金使うのもったいないし、従姉妹の振り袖でお金かからなくてラッキー」というマインドが持てるし、自分でバイトでもして準備するという選択肢があったことも分かる。(船乗っていたからバイトできなかったんだけど)

でも当時は親が出すものと思っていたし、友達と同じように自分で選んだ振り袖を着たかった。

子供だったなぁ( ̄Д ̄)ノ

そんな私は、(普通に振り袖を着た方が可愛いと思うが)ド派手な成人式もちょっぴり羨ましい。

全ての新成人に幸あれと思う、えみ子さんなのであった。

ではでは。

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