give and takeとは、ぼんやりとgive=与える、take=もらうという認識なんだが、合ってる?
このgive and take、「持ちつ持たれつ」「お互い様」と思えるいい関係を保つには、必要なマインドだと思う。
最近思うのが、このgiveとtakeのバランスを取るのは、とっても難しいということ。
私の父であるてっちゃんは、このgive and takeのマインドが全くない人だと言えるし、恥ずかしくなるくらいあからさまなtake and takeのマインドの持ち主である。
このようなマインドでいると、当たり前だが誰からも相手にされないし、いい流れはやってこない。
実際、近くにいても何もいいことが起こらないばかりか、面倒が増えるだけ。
変わって、散財系の母はというと、give give and takeといった感じのマインドといえる。
早くに両親が亡くなったため、色んな人にお世話になったらしく、経験から「他人のためにしていたら、自分が困った時には誰かが助けてくれる」と思っているらしい。
私も子供の頃から母にそう言われてきたし、母が実際に、自分のことよりも他人のために色々とお世話しているのを見てきた。
そういう母なので、歳をとった今でも友達は多い。
色んな友達がお菓子や野菜などの食料品を貢ぎ物のように持ってくるし、使わなくなった高級家具などを貰ってきた時などはびっくりした。
このように、母と母の友達のやりとりを見ていると、こういうのがgive and takeのマインドのいい流れなのかなーと思ったりする。
そういう母の姿を見て、見習うべきところは確かにあるのだが、娘の私は思った。
giveというのは、あくまでも自分のものをgiveしてこそ、後の正しいtakeであると。
子供の頃、母は自分の信念に基づいて実の娘のことよりも他人の子供を優先させ、お菓子なども絶対先に他人の子供に選ばせていたし、娘の宝物だったぬいぐるみも平気で他人(従姉妹だったかな?)に渡すような人だった。
そして、近所に登校拒否気味の子供がいれば、私が遅刻しようと一緒に登校させていた。
この登校拒否気味の子供は一緒に登校することで、引きこもりになることは避けられたかもしれないが、私は毎日悲惨であった。
間に合う時間に家を出ているはずなのに、その子が大泣きしてなかなか家から出て来ないので、朝の会が終わる頃に登校することになり、先生からは怒られ、同級生からの冷たい目線に日々耐えた。
母はそのような娘の苦労は何も知らなかったので、登校拒否にならなくてよかった、よかったという事なのかもしれない。
その後もその家に困ったことがあれば色々giveし続け、そのtakeとしてなのか、色んな物をもらい、実家にある高そうな家具は、だいたいそこからもらったもの。
が、娘同士は同級生でもなかったし、別に気が合って一緒にいた訳でもないので、その後は特に関わりもないまま。
母は別にtakeを意識してgiveをしている訳ではないかもしれないが、何だかなぁと思う。
自分の意思でもなくgiveするハメになった娘は、giveっていうより、ただ奪われただけだったという印象だし、正直言って私もそれなりのtake(見返り)が欲しい!!と思ってしまっていた。
ヨッ!!正直者( ̄Д ̄)ノ
こんなことでは「持ちつ持たれつ」「お互い様」なんてこと、一生思うはずがない。
真のgive and takeというのは、takeを求めないマインドが大事で、自分の意思で時間やエネルギーを差し出してこそ、価値があるのだと思う。
最近、そこの家から高級明太子をもらったのだが、美味しく頂いている時に、あの時のgiveが今頃になってtakeされたのかもしれないと思った。
give and takeというのは、何十年も経った後に成立することがあることを知った、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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