大都会・東京は、本当に色々とある。
神社仏閣でなくても、地方じゃなかなかお目にかかれないようなイベント、展覧会が盛りだくさん!!
お金持っていたら、こんなに楽しいところはないだろうな・・・と思ってしまった。
今、東京って何をやっているのかなー?と、色々調べてみて一番行きたかったのが、蜷川実花展。
私は写真集を買ってしまうくらい彼女の色彩感覚が大好きで、20代の頃も写真展見たさに東京までやって来たくらい。
この旅行中に行きたいなーとは思っていたのだが、チケットが日時指定のネット購入だったので、ちょっと迷っていた。
が、サイトを見るたびに『完売』の文字が踊るようになり、焦って唯一残っていた9時から10時入場の一番早い時間のチケットを、ポチッとな。
とりあえずチケットは購入してしまったので、絶対に遅刻したくない!!そう思って、Google先生は会場の虎ノ門ヒルズまで40分くらいで着くと教えてくれているのに、ホテルを2時間以上も前に出発した、ワタクシ。
が、無事に虎ノ門ヒルズに直結する電車に乗れた途端、安心してしまい、いつもの悪い癖が出た。
どこかで美味しいモーニングを食べちゃおうかしら?( ̄Д ̄)ノ
そんなことを考えていると、目的の駅の手前に築地駅があるのを発見。
築地って、あの有名な築地!?美味しい魚が食べられるんじゃない!?と思い、急遽立ち寄ることにした。
駅を降りてすぐに築地本願寺を発見。
以前、ここで盆踊りをやっているのをYouTubeで見たことがあり、綺麗なお寺だなーと思っていたのだが、まさか本物を見れるとは!!
雨が降っていたのは残念だったが、この雰囲気のある建物を見れてよかった。
参拝が終わった後は、美味しいお魚のモーニングを求めて、築地へ。
雨が降っているというのにすでにたくさんの観光客がいたのだが、外国人の方も多く、美味しそうにウニや牡蠣を頬張ってた。
私は朝ごはんが食べれるお店を探したのだが、どこもいいお値段がする海鮮丼推しであった。
が、すでに海鮮丼は金沢で食べたし、そこまで贅沢はできないのだよ( ̄Д ̄)ノ
どこかに、焼き魚定食とかアジフライ定食とか、そういう地味な和定食って感じのやつはないのかしら?と思ってずいぶん歩き回ったのだが、見つけることができなかった。
思ったより築地は広い。もっと探せばそういうお店もあったかもしれないが、そんなことをしていたらせっかく購入したチケットが無駄になってしまう・・・。
結局、モーニングは諦めて虎ノ門ヒルズへ向かうことになった。
何も食べずに虎ノ門ヒルズに到着した私であるが、やはりお腹が空いて仕方がなかった。
入場開始までもう少し時間はあるし、せめてコーヒーだけでも・・・と思って、オープンしているお店を探してウロウロしていみたのだが、さすがそこは日本の最先端のビル。
お店の佇まいオシャレなら、売っているものも何だかとってもおしゃれで、田舎の中年女にとっては敷居が高すぎた。
しかし、そんな中にもホッとできるお店を最先端のビルに発見したのだが、その名もスターバックスカフェである。
この旅行中、色んなところで見かけ、絶対に入るもんかと思っていたが、ここに来てついに入店してしまった。
いつでも、どこでも変わらないメニューと値段が、こんなに安心感を与えてくれるとは知らなんだ。
こういう気分を味わいたくて、外国の方もついスタバで休憩しちゃうんだろうなぁ。
話が脱線してしまったが、腹が満たされたその後は無事に会場入り。
朝一番ということもあって混雑はないし、ソファでに寝転んで見られる展示もあったのだが、余裕で座れた。
それにしても行ってよかった。( ;∀;)
絶対に地方巡業では見られない、このでっかいビルだから見られたど迫力映像だったと思う。
大迫力の映像を見ながら、非現実的な空間に没入できるって贅沢な時間だなぁと思った。
ついでに、お客さんの中にはおしゃれキラキラ女子もいっぱい居て、キラキラ女子の仲間入りしているようで嬉しかった。(幻想)
雰囲気って、大事よね〜( ̄Д ̄)ノ
展示会を見終わった後、さらに移動し、藤子・F・不二雄ミュージアムへ。
なぜいい歳をした中年女が1人でそこへ?と思われるかもしれないが、ずいぶん昔に遥か遠くの九州で、このミュージアムができたというニュースを見た時に「いつか行ってみたい」と思っていたのである。
所詮キラキラ女子ではなく、オタク女子( ̄Д ̄)ノ
チケットは日時指定のネット購入であったが、こちらは当日でも購入できた。
虎ノ門ヒルズから1時間弱でミュージアムに到着したのだが、見どころがたくさんあって本当に楽しかったし、子供の頃に一瞬だけでも、漫画家になりたいという夢を持ったことを思い出し、懐かしい気持ちにもなれた。
全部を写真に撮っておきたいと思えるほど、フォトスポットが盛りだくさんであった。
一番ウケたのは、綺麗なジャイアン。
ミュージアムの中にはカフェもあって、本当はドラえもんカレーを食べたいという野望もあったのだが、あまりの待ち時間に諦めた。
ミュージアムの中には自由に漫画が読めるコーナーもあって、子供の頃よく読んでいた『21エモン』とか『エスパー摩美』の最終話ってどんなのだったっけ?と思った私は、そこで漫画を読みたくなった。
しかし、せっかく東京にいるのにそこに時間をかけるのはもったいない。
というか、そんなことをしたら閉館まで居座ってしまうこと間違いなし( ̄Д ̄)ノ
漫画は、読みたくなったらいつでもネットで読める!と、自分に言い聞かせてミュージアムを出たのである。
ミュージアムから駅までの連絡バスの中で、次はどこへ行こうか?と考えた。
そこで、東京に来てから広告を見て気になっていたゴッホ・アライブという没入型の展覧会を調べてみたら、これまた日時指定のチケットなのに、1時間後の入場でも大丈夫そう。
もはや、あの時に行っておけばよかった・・・という後悔をしたくないという思いだけで、ポチッとチケットを購入。
そのままゴッホの展覧会会場へ向かうことにしたのである。(品川駅が広すぎて少し迷ったけど)
この展覧会は、絵画を鑑賞するのではなく、ゴッホの生い立ちや絵画の説明を巨大スクリーンや音楽を使って演出をしており、その映像を鑑賞するといったもの。
もっと簡単に説明すると、めちゃくちゃお金のかかったゴッホの壮大なプロモーションビデオといった感じ。(説明下手?)
正直言って(私のような)絵画とかに詳しくない人だったら、(本物を見たことないけど)本物の絵を見るよりずっと楽しいと思う。
平日で、しかも雨が降っているというのにけっこうな数のお客さんが入っていたのだが、絵画はないのにあれだけ大勢のお客さんを集められるってすごくないか?( ゚д゚)
ちなみに、これまで世界で900万人が観たそうな。
きっと、これからこのようなタイプの展覧会が増えていくんだろうなぁと思った。
本当なら、蜷川実花展、藤子・F・不二雄ミュージアム、ゴッホ展と、ハシゴして回るようなところではなかったのかもしれないと思う。
一番最初に最先端のビルで、あのど迫力の映像を見ていなかったら、もっとゴッホの映像に感動できたような気がする。
いや、感動はしたけど、(比べるものでもないのに)比べてしまっている自分がいたような。
じっくり一日かけて、余韻を噛み締めるようにするのが正しい鑑賞の仕方なのである。
が、どちらも期間限定の展覧会であったし、この機会を逃したら一生観ることができなかったと思うと、やっぱり観に行って良かったなと心から思う、えみ子さんなのであった。
ではでは。続く。
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