先日の、彼氏のような息子を連れたお母さんを見て「時代も変わったものだな・・・」と思った私であるが、これが父親と娘だった場合でも、普通に買い物に行ったりするんだろうかと考えた。
父との距離感がとてつもなく遠い私にとって、現代の親子関係は驚くばかりである。
距離を縮めることはできないが、見習って、穏やかな関係を保ちたいとは思う。
昭和の父と娘
昭和生まれの男子高校生が母親に「クソババァ!」と言うように、女子高校生は父親に「クサい!」と言うのが普通だった。
私だけ?( ̄▽ ̄;)
私と父親の関係は良好だったことがないので、はっきり言えば「父親は汚いもの」と思っていた。
なので、父親とどこかに二人で出かけるということも、当然なかったのである。
唯一、記憶にあるのが、妹と私の入学式が被ってしまい、当たり前のように母が妹の入学式に出席して、父が私の高校入学の三者面談に出席した時。
その時の、なんとも言えない気まずさは忘れられない。
普段から大した会話もしないので、先生に何を聞かれてもしどろもどろの父親。
アラフォーとなった今では、関わっていないのだから知らないのは当たり前だと思えるが、当時はさらに父親嫌いに拍車がかかった出来事であった。
仲良し父娘の作り方
私自身と父親が不仲であるため、世の中に仲の良い父と娘が存在していることが信じられなかった。
しかし、最近ではそんな親子は多いようだ。
(まだ小学6年生だけど)姪っ子は、パパが大好き。
パパと二人で出掛けるのも嫌じゃなさそうだし、普通に手も繋いで歩く。
私が小学生の時には、もうすでに父親と手を繋いで歩くなんてことはしなかったから、このまま姪っ子はパパ大好きのまま成長していくことが予想される。
こうやって先日見た、彼氏のような息子も出来上がるのね。( ̄Д ̄)ノ
やはり、幼少期の父親との接し方って大事で、ずっと尾をひく。
仲良し父娘に免疫がない
楽しい時間を共有できるし、素直に甘えられると思うので、父娘が仲が良いことに越したことはない。
しかし、あまりに仲良しすぎるのもゾワゾワしてしまう自分がいる。
これは、ただ私に免疫がないからなのか、昭和生まれ的な発想なのか。
以前、実家で暮らしている(20代後半と思われる)娘さんの、洗濯や部屋の掃除をしている父親の話を聞いたことがある。
「娘が何もしない」と、その父親は大層ご立腹の様子だったが、それでもいつも当たり前のように娘の世話を焼いているようだった。
それを聞いた私は、笑いながら「いいお父さんですねー」などと言ってしまったのだが、正直「気持ち悪い」と思ってしまった。( ゚д゚)ゾワゾワ
娘さんは、父親が自分の洋服を洗濯して干すのが嫌じゃないのか!?とか、自分が不在の時に、父親が部屋に入ってきて勝手に触られるのが嫌じゃないのか!?とか思った。
それに、それを何とも思わない父親ってどうなの?
何とも思っていないから、他の人に披露できてるんだという、私の解釈。
各家庭それぞれのルールもあるんだろうし、私が勝手にゾワゾワしてしまうのも失礼なのは分かっているが、自分の父親が私の洋服を洗濯したり、部屋の掃除をしたりしたら・・・と考えると、やはり気持ち悪いと思ってしまう。
娘の洗濯や部屋の掃除をする父親が当たり前と思いたくないが、父親を汚いと思う娘もどうかと思う。
若い頃は、父親を悪いようにしか捉えられなかったが、最近、自分の悪い所も合わせて考えられるようになったことは大きい。
すでにアラフォーになってしまったし、父親だっていつ天に召されるか分からない。(不吉)
後々後悔することのないように、普通に世間話ができるくらいの関係は維持したい、えみ子さんなのであった。
ではでは。
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