資格を活かすには、タイミングと場所も大事

働き方の迷走
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就職活動において、資格は武器になる。

でもその資格を頑張って習得したからといって、必ずしも元がとれるとは限らないし、場所やタイミングによっては、重荷のようにしか感じられなくなる時だってある。

やみくもに資格を取るのではなく、本当にその資格が必要かどうか考えるのは大事だと思う、今日この頃。

私は大型船舶(20トン以上の船)の船員として働くために、海技士免状を取った。

水産高校に入学して、進学して、合計5年間学校に通ったのだが、その間は大変だったし、学費もそれなりにかかった。(と思う)

が、その労力とかかった費用の元が、必ず取れるとは限らない。

資格を取った人、全員が船に就職出来たわけでもないし、続かなくてあっという間に辞めた人もいる。

私は、運が良かった( ̄Д ̄)ノ

定年まで、海技士免状を有効活用することはできなかったが、今まで生活に困ることはなかったし、いい経験をせてもらえたことは間違いない。

逆に、私は海技士免状とは別に、小型船舶一級(20トン未満の船)の免許も持っているのだが、この小型船舶の免許は40を超えた現在まで、一度も役に立ったことがない。

この免許は高校を卒業する時に取ったものだが、当時で数日間と十数万円かかった記憶。

何かの役に立つかもしれん!!という考えで取ったのだと思うが、何という無駄使いだったのだろうと、今になって思う。

変わって、私の前職の話である。

前職で、私は海技免状が必要な大型に入る部類の船に乗っていたのだが、会社では、別に小型船も存在し、それに乗る職員もいた。

大型船と小型船では免許取得の労力も経費も違うし、船のサイズが違う分だけ背負うリスクも違うので、もちろん給料も違った。

最初は。( ̄Д ̄)ノ

が、私が退職するちょっと前に、諸々の事情から大型船と小型船が同じ給料になるという、珍事が起こった。(ちなみに、大型船の給料が下がったのではなく、小型船の給料が上がった)

私はそれまで、より難しい免許を持っている方が、より多くの収入を得るものだと当たり前のように思っていたので、この珍事におったまげた((((;゚Д゚)))))))

一応、上の方に「モヤモヤします」とは伝えたことがあったが、「しょうがない」の一言で一刀両断された。

大型船に乗っているというプライドもなく、常々人生ラクをしたいと思っていた私は、給料が一緒ならリスクの少ない小型船の方がいいじゃん・・・と思ったし、大型船の資格が、ただの『大きなリスクを背負わされるもの』のように思えてきて困ったものである。

このように、その時に居る場所(会社)によっても、資格に対する考えは違う。

私にとっては役に立たなかった(と思っていた)小型船舶の免許が、違う誰かには大型船と同じ給料を生み出す資格に化けるのである。

この件で、持っている資格を活かすには、相応しいタイミングで、相応しい場所にいることが大事だと感じるようになった。

資格を取るのに、ものすごく慎重に考えてしまっている、えみ子さんなのであった。

ではでは。

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コメント

  1. とまと より:

    海技士免状という資格があるのですね。小型船舶というのは聞いたことがあります。取得するまで大変な資格なのでしょうね。専門的知識はきっと自慢できますよ!船舶というと、昔たまに放送していた高橋英樹の2時間ドラマを思い出します。それと、子供の頃北海道に帰るのに、両親と乗った青森〜函館間と直江津〜苫小牧間のフェリー⛴️を思い出します。金銭的に苦しかったであろう時は、3等室?の雑魚寝の揺れとあのマクラが思い出です。青函連絡船🥹懐かしい。立派なフェリーは大浴場♨️に感動したものです。きっと誰かの思い出になってるはずです!

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